中村敬斗に遠藤航所属リバプール移籍浮上「驚異のスタッツ」に英紙注目

2023年12月7日(木)7時48分 FOOTBALL TRIBE

中村敬斗 写真:Getty Images

 かつてガンバ大阪に在籍していた日本代表FW中村敬斗は、FW伊東純也とともにスタッド・ランスでプレー。来年1月の国際親善試合タイ戦やアジアカップ出場も期待される中、ここにきてMF遠藤航擁するリバプール移籍の可能性が浮上している。


 中村は昨季オーストリア1部リーグ戦で14ゴール7アシストと、LASKリンツの中心選手として活躍すると、今年8月10日にランスへ移籍。リーグアン(フランス1部)で6試合スタメン出場と、加入1年目からレギュラーに定着していた。


 カタールW杯後、コンスタントに森保ジャパンに招集されていた中村だが、今年10月13日開催の国際親善試合カナダ戦でDFアリスター・ジョンストン(セルティック)からタックルを受けて負傷。ただ今月1日のフランス1部リーグ戦で復帰しているため、タイ戦で代表メンバー入りの可能性がある。


 中村はランス加入前、アイントラハト・フランクフルトをはじめ複数クラブからの関心が取りざたされていた。それだけに英紙『ガーディアン』のベンス・ボシャク記者は今月5日に「リバプールのスカウトは、昨シーズンLASKに在籍していた中村に注目していた」とリポート。


 リンツ在籍時の昨季に72.41%というドリブル成功率を誇っていたことを「驚異のスタッツ」と紹介。守備面での貢献度にも触れた上で「今季もランスと日本代表で、あわせて5ゴールをマークしている。もし彼がリンツ時代に近いレベルの結果を残せば、リバプールが獲得に動いてもおかしくない」と指摘している。


 なおランスは中村と2028年6月までの5年契約を結んでいるほか、同選手の獲得によりリンツに移籍金1000万ユーロ(当時約16億円)を支払ったとみられる。今後さらなる成長が期待されるだけに、ステップアップ移籍の可能性も排除できない。

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