東京VのDF奈良輪雄太が現役引退「サッカー人生の最後に、J1に昇格をすることができたのは一生の思い出」

2023年12月7日(木)17時42分 サッカーキング

東京ヴェルディは7日、DF奈良輪雄太の今季限りでの現役引退を発表 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 東京ヴェルディは7日、DF奈良輪雄太が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 1987年8月29日生まれの奈良輪は現在36歳。筑波大学卒業後に入団した当時JFLのSAGAWA SHIGA FCで、JFL新人王やJFLベストイレブンを受賞する活躍を見せた同選手は、2013年に育成時代を過ごした横浜F・マリノスに帰還した。2018年には、2シーズン在籍した湘南ベルマーレから東京ヴェルディに加入すると、初年度から明治安田生命J2リーグ全試合に出場。その後もサイドからチームを支えるなど、クラブ在籍6シーズンで公式戦通算149試合に出場し4得点9アシストを記録している。

 今シーズン終盤戦は試合を締める“クローザー”の役割を完遂した奈良輪のプレーに呼応するように、チームもラスト5試合で4勝1分の好成績を収め、そして3位で挑んだ昇格プレーオフを見事に制覇した。16年ぶりのJ1リーグ復帰を“置き土産”に、現役引退を決断した同選手は、クラブ公式サイトで感謝のコメントを残している。

「今シーズンをもって引退します。2023年の契約更新でみなさんに、ヴェルディ以外のクラブでプレーするつもりはない、と公表していた通り、クラブから契約を貰うことができなければスパイクを脱ぐ覚悟で1年間プレーしてきました。なので私のサッカー人生になに一つ後悔はありません。子供の頃からサッカーを始め、サッカー選手になることが夢になり、それがいつしか目標に変わりました。様々な紆余曲折があるなかでプロサッカー選手になることができ、ここまで10年以上プロサッカー選手として生きていくことができました。プロになってからも試合になかなか出場できない、度重なる怪我など多くの困難にぶつかりました。それでもここまで続けてこれたのは今まで所属してきたSAGAWA SHIGA FC、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレ、そして東京ヴェルディで一緒にプレーをしたチームメイト、お世話になった監督をはじめとするスタッフ、トレーナーの方々、そしていつも熱い応援をしてくれたスポンサー、ファン・サポーターのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました」

「その中でも1番の感謝を伝えたいのは家族です。いつもどんなときも私の一番近くであたたかく見守ってくれました。妻の宏美、娘の真央、息子の拓真、本当にありがとう。私のサッカー人生の最後に、J1に昇格をすることができたのは一生の思い出です。試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、みんなでラインダンスをしたあの瞬間、一生忘れません。東京ヴェルディでプレーできたことは私の誇りです。本当にありがとうございました。これからの東京ヴェルディの活躍を心より願っています」

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