菅原由勢フル出場のAZ、痛恨の敗戦でEL敗退…最下位リエカに劇的勝利許す

2020年12月11日(金)5時10分 サッカーキング

AZに所属するDF菅原由勢(写真は12月3日のEL前節ナポリ戦)[写真]=Getty Images

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 ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ最終節が10日に行われ、DF菅原由勢が所属するAZはリエカと対戦した。菅原は右サイドバックでスタメン入りし、公式戦3試合連続のフル出場を果たした。

 2勝2分1敗の勝ち点8でグループFの3位につけるAZ。勝てば突破が決まる今節は、すでに敗退が決まっている最下位リエカとのアウェイゲームに臨んだ。試合の主導権を握ったAZは30分、イェスパー・カールションがペナルティエリア右に抜け出して決定機を迎えたが、相手GKの好セーブに阻まれる。41分にはエリア右に攻め上がった菅原がこぼれ球に反応して右足シュートを放ったが、惜しくも枠を捉えられなかった。

 スコアレスで折り返した試合は52分、ホームのリエカが先制に成功した。ルカ・メナロがフランコ・アンドリヤシェヴィッチのスルーパスでエリア右に抜け出し、右足シュートを流し込んで先制点を奪った。すぐに反撃に出たAZは55分、アルベルト・グドムンドソンがゴール前フリーで押し込むだけの決定的なシーンを迎えたが、痛恨のシュートミスで枠の右に外してしまう。

 それでもAZは直後の57分、右サイドの菅原が中央へ鋭いパスを送ると、収めたケルヴィン・ステングスはさらに逆サイドへ横パス。これを受けたオーウェン・ワインダルがエリア前から強烈な左足ミドルシュートをゴール右隅に突き刺して同点ゴールを挙げた。

 勝利で自力突破を決めたいAZだったが、80分にカールションが一発退場。バウンドしたボールの対処に足を高く上げると、相手選手の顔に入ってしまい、このプレーにレッドカードが提示された。すると、数的有利のリエカは後半アディショナルタイム3分、エリア右フリーで折り返しを受けたイヴァン・トメチャクが冷静に押し込んで劇的な勝ち越しゴールを決めた。

 試合はこのまま終了し、AZは最終節で痛恨の敗戦を喫し、EL敗退が決定。一方のリエカは最終節で今季EL初白星を収めた。なお、グループFのもう1試合はナポリとレアル・ソシエダが1−1で引き分け。AZが敗れたため、ナポリが首位、レアル・ソシエダが2位でグループステージを突破した。

決勝トーナメント1回戦の組み合わせ抽選会は14日に行われる。

【スコア】
リエカ 2−1 AZ

【得点者】
1−0 52分 ルカ・メナロ(リエカ)
1−1 57分 オーウェン・ワインダル(AZ)
2−1 90+3分 イヴァン・トメチャク(リエカ)

サッカーキング

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