クラブ史上初のACL決勝T進出! スペイン大手紙が甲府の“ロマン”を特集「歴史を作り続けている」

2023年12月14日(木)12時24分 サッカーキング

スペイン大手紙に取り上げらたヴァンフォーレ甲府 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 クラブ史上初となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝ラウンド進出を果たしたヴァンフォーレ甲府を、スペイン紙『マルカ』が取り上げた。

 アジア最高峰の舞台でも“青と赤のロマン”が続いている。昨シーズンに天皇杯優勝を成し遂げ、クラブ史上初のACLに臨むことになったヴァンフォーレ甲府はグループHに入ると、敵地で行われた開幕節メルボルン・シティ戦(オーストラリア)は引き分けたものの、第2節ブリーラム・ユナイティッド(タイ)戦ではFW長谷川元希の値千金の決勝点で初勝利を挙げた。続く浙江FC(中国)との2連戦を1勝1敗で折り返し、互いに3発ずつ撃ち合った第5節メルボルン・シティ戦でも勝ち点1を上積み。そして迎えた最終節は、FW長谷川元希とFWピーター・ウタカの2ゴールを守り切って3−2の勝利。この結果、3勝2分1敗の首位。初のACLで決勝ラウンドに駒を進めた。

 明治安田生命J2リーグに所属しながら天皇杯優勝に引き続き、初挑戦のACLでも躍進を見せているヴァンフォーレ甲府。この“アンダードック”の偉業が今、ヨーロッパにも知れ渡りつつあるようだ。取り上げたのはスペインの大手紙『マルカ』で、「2部リーグのクラブがアジアチャンピオンズリーグでベスト16に進出…天皇杯優勝のヴァンフォーレ・コウフが再び“鐘”を鳴らす」と銘打った。さらに、「ヴァンフォーレ・コウフが歴史を作り続けている。昨シーズンに天皇杯優勝クラブとしてACL出場権を獲得したときに、すでに前評判を覆していた」とし、「彼らを特別とたらしめるのは、2部リーグながら優勝したという点。2部リーグである! それも、全22チーム中、3部リーグ降格圏から3つ上の18位でだ」とJ2では苦戦を強いられたものの、5つのJ1クラブを倒して優勝したという“ジャイアントキリング”を紹介した。

 また『マルカ』は、39歳のFWピーター・ウタカに注目。2015年にJリーグ初上陸となる清水エルパルス加入を果たすと、その後はサンフレッチェ広島やFC東京、京都サンガF.C.などにも在籍し、J通算126得点を記録している元ナイジェリア代表について、「今シーズン最も傑出した選手。オーデンセ(デンマーク)、ウェステルロー(ベルギー)、ロイヤル・アントワープ、北京国安などで活躍した彼は今シーズン、13ゴール6アシストを記録している」と賛辞を送っている。

 来年2月に幕が上がる決勝ラウンドでも、ヴァンフォーレ甲府がアジアを、そして世界を驚かせることになるのだろうか。

サッカーキング

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