階級転向の井上尚弥には「より重いタスクが待っている」 米メディアが展望!フルトン戦は最も望まれる試合となるかもしれない」

2022年12月15日(木)15時23分 ココカラネクスト

(C)PXB WORLD SPIRITS / フェニックスバトル・パートナーズ

 アジア人として初のボクシング主要4団体統一王者となった井上尚弥。12月13日に行われたポール・バトラーとの一戦では、消極的な戦い方だった相手に対し、ノーガードで向き合う場面もみられ、これまでにない一面をみせた。そして、11ラウンドでの決着となったこの試合では、終始、そのスタミナや追い込む圧力、最後のフィニッシュで、王者としての説得力と格の違いを見せつけた。

 試合翌日の会見では、スーパーバンタム級への転向や、再び統一王座を目指すことも語っている。すでに、その意思があることは広く知れ渡っているものの、4本のベルトを手にしたことで、世界中のファンやメディアでは、さらに具体的なイメージを描き始めている。

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「イノウエにはこの先、何が待っているのだろうか?」

 そう問いかけているのは、米ボクシングサイト『BOXINGSCENE.com』だ。井上が4王座統一を果たしたことを受け、特集記事の中で予想される今後の対戦相手の分析や、転向後への期待も綴っている。

 同メディアは「イノウエ対バトラーは、特にエンターテインメント性の高い試合ではなかった。バトラーに現実的な勝算があるとは誰も思っていなかったし、バトラーもイノウエもそれをわかっているかのように戦っていた」と試合を振り返り、実力差を指摘した。

 その上で「より重いタスクが待ち受けている。スーパーバンタムでは2人の統一王者がいる」と階級転向後の対戦が有力視される相手として、WBC/WBO王者のスティーブン・フルトンとWBA/IBF王者であるムロジョン・アフマダリエフを挙げている。

 続けて「アフマダリエフのような強靭な肉体に対応できるのか?フルトンの多才さ、大きさにイノウエはどう対処するのか?その答えのいくつかは、これから出てくるだろう。イノウエ対フルトンが2023年のボクシングのリングで最も望まれる試合となるかもしれない」と今後の対戦を展望した。

 また同メディアは「今後数年間で、すでに偉大なファイターがさらに試され、強化され、確固たるものになるかもしれない。この先、何が起こるか楽しみだ」として、「モンスター」のさらなる進化への見込みを述べている。

 29歳の絶対王者が向かう新たな未来は、多くのボクシングファンの想像も限りなく膨らませている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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