TSRホンダ、2024年もライダー3人は継続。岡山で新型CBR1000RR-Rのウインターテストも完了/EWC

2023年12月16日(土)18時39分 AUTOSPORT web

 12月16日、FIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているF.C.C. TSR Honda France(TSRホンダ)は、岡山国際サーキットで12月13〜15日にテストを行ったことを報告した。また、2024年もジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェを続投させることを明かした。


 13〜15日には、岡山国際サーキットでTSRホンダやヨシムラSERT Motul、全日本ロードレース選手権に参戦している数チームがテストを実施。TSRホンダは、この恒例のウインターテストで2023年仕様のマシンと2024年に仕様変更される新型のホンダCBR1000RR-Rを走らせたという。


 フック、ディ・メリオ、テシェによるトリオで、各部のさまざまなテストを行い、ベストな方向性の仕様を決めていき、2024シーズンのマシン基本仕様を決定させたとしている。今回決定した仕様をもとに、まずは開幕戦ル・マン24時間に向けて集中して準備をしていくようだ。


 さらに、2024年もライダーはフック、ディ・メリオ、テシェを起用するとしており、ゼッケン5番でホンダCBR1000RR-Rを走らせることも発表された。

F.C.C. TSR Honda Franceが2024年にEWCで走らせるホンダCBR1000RR-R/岡山ウインターテスト


 今回の岡山テスト後を終えて、ライダーと藤井正和総監督は以下のようにコメントした。


■ジョシュ・フック
「岡山ではとてもポジティブなテストができた。天候にも恵まれたしね。新型CBRを最初に見たときは、本当に良い感じだった。チームも素晴らしい仕事をしてくれたし、最初のアウトラップからすぐにフィーリングが良くなった。だから本格的に走らせるのを楽しみにしている。来シーズンに向けても僕たちはとても強そうだ。チームには感謝している。このマシンを準備するために、彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。まだまだ課題はたくさんあるけれど、新しいマシンに乗った第一印象はホッとするものだった。エンジンも電子制御もうまくいっているし、シャシーは昨年から大きく前進していると思う。昨年はシャシーで最も苦労したからね。ル・マンでの開幕をとても楽しみにしているよ」


■マイク・ディ・メリオ
「今回のテストは僕らにとってとてもいいものだった。新しいバイクをテストして、古いバイクと比較したんだ。TSRとホンダには本当に感謝している。バイクはとてもよく回っている。古いマシンと比べても印象的だ。だから2024年シーズンがとても楽しみだ。そうだね、またタイトル争いをすることになるだろうし、その自信もあるよ」


■アラン・テシェ
「このバイクに再び乗ることができてとても嬉しい。初めてのコースだったけど、本当に素晴らしいマシンを準備してくれたホンダとTSRにまずは感謝したい。マシンに多くのプレッシャーをかけ、たくさんのことをテストし、多くの改善点を見つけた。このマシンで新しいチャンピオンシップをスタートできることをとても楽しみにしている。ル・マンが待ち遠しいね」


■藤井正和総監督
「恒例の岡山ウインターテストを12月13〜15日の3日間、3ライダーが揃って行った。15日は濃霧のために早々に切り上げたが、2日間は良いコンディションでヨーロッパからのスタッフも加わり、2024年に向けて基本仕様が決まった。だからこれからは開幕戦ル・マン24時間に集中して準備をしていく。今回のテストで得た仕様を元に、この先1月、そして2月が勝負になるだろう」


■2024FIM世界耐久選手権(EWC)シリーズ参戦体制
●チーム:F.C.C. TSR Honda France
●チーム総監督:藤井正和
●マシン:#5 Honda CBR1000RR-R (TSR-EWC耐久仕様 2024モデル)
●ライダー:ジョシュ・フック/マイク・ディ・メリオ/アラン・テシェ

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