カージナルスと面談の松井裕樹「複数年契約に繋がる可能性もある」と米メディアは実績を評価

2023年12月16日(土)15時18分 ココカラネクスト

松井の移籍先はどこになるのか。リリーフ左腕への需要は高いはずだ(C)Getty Images

 楽天から海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す松井裕樹が、現地時間12月14日にカージナルスの関係者と面談したと米国内で報じられている。松井が交渉の為セントルイスを訪問したと、MLB公式サイトの記者であるマーク・フェインサンド氏が自身のSNSに投稿した。

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 今オフで最も注目されたFA選手である大谷翔平のドジャース入りが決定し、ここから一斉に各球団の補強が進められることが予想される中、日本人リリーバーの去就にも進展がみられる可能性は高いのかもしれない。

 フェインサイド氏の投稿に米国内メディアも反応しており、メジャーの移籍情報を扱う『MLB Trade Rumors』では現地時間12月15日、「カージナルス、ブルペン陣の補強に関する最新情報」と銘打ったトピックを配信。その中で、現在までのカージナルスの獲得候補選手の名前を挙げながら、「マツイの面談は注目」と加入への期待を寄せており、「10月の日本からの報道では、カージナルスは5度のNPBオールスターに興味を示している球団とされていたが、セントルイスでの会談はより具体的な指標となる」と見解を示している。

 また、「28歳のマツイは、楽天ゴールデンイーグルスで6度にわたって30試合以上のセーブを記録」などリリーフでの実績を称えており、今季の成績についても、キャリアハイとなった39セーブや「57回1/3を投げて防御率1.57と驚異的な数字を残した」というハイパフォーマンスに賛辞を贈っている。

 一方で、「マツイの日本での実績は明らかに素晴らしいが、少なくともMLBのクラブが不安を抱く理由はある」と論じており、身長、体重がメジャー選手の中でも小柄であるとして「成功を収めてきた例が少ないフレーム」と分析。また、他球団のスカウトからの評価も高いものばかりではなかったと明かしている。

 その上で同メディアは「もちろん、マツイに対する各球団の見方はさまざまだろうが、彼がNPBでの驚異的な数字を再現できなくても、北米球界で通用する終盤のリリーバーになれると考えるメジャーリーグのクラブがあるのは当然だ」と主張。カージナルスの新戦力候補になり得るとして、前向きな言葉を並べている。

 他にも、28歳ながらも獲得への多額の資金が必要となるポスティングではなく、海外FA権行使での移籍となり、年齢も踏まえ「体格に対する懸念を和らげ、複数年契約につながる可能性がある」と見通している。

 今回のカージナルスとの接触報道により、松井のメジャー移籍へ胸を膨らませる日米のファンは少なくないはずだ。また1人、日本人選手の新天地決定のニュースが届けられることを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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