義父はあの人。監督やコーチの娘と結ばれた選手たち

2021年12月17日(金)19時29分 サッカーキング

ヴェルナーとパウラ・レンズさん [写真]=Getty Images

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 今月7日、マンチェスター・Uのラルフ・ラングニック暫定監督は、バックルームスタッフとして、スポーツ心理学者のサシャ・レンズ氏を招聘すると発表した。

 複数のイギリスメディアは翌日、レンズ氏のことを、チェルシーに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの“将来の義父”と紹介。ヴェルナーの長年の恋人であるパウラさんは、同氏の娘だったのだ。

 イギリス紙『ザ・サン』によれば、2人を引き合わせたのは他でもないレンズ氏。以前、ライプツィヒでもラングニック氏の下で仕事をしていたレンズ氏は、同クラブでプレーをしていたヴェルナーに愛娘を紹介したのだという。

 サッカー界でコーチや監督の娘と結ばれた選手はヴェルナーだけではない。そこで今回は、将来的に結婚する可能性が高いと見られるカップルも含めて、サッカー界を代表する“義理の親子”4組を紹介する。

■フェルナンド・レドンド&ホルヘ・ソラーリ

 レアル・マドリードで2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献したフェルナンド・レドンド氏の義父は、かつて横浜マリノスを率いたホルヘ・ソラーリ氏だ。現在80歳のJ・ソラーリ氏は、1994年のワールドカップでサウジアラビア代表をベスト16に導いた翌年に横浜Mの監督に就任。同氏はシーズン途中に退任したが、横浜Mはその年のJリーグ年間王者に輝いた。

 J・ソラーリ氏とレドンド氏が出会ったのは約30年前。レドンド氏が故郷のアルゼンチンを離れてスペインのテネリフェに移籍した1990−91シーズンの途中に、同クラブの監督に就任したのが、同胞のJ・ソラーリ氏だった。監督の娘であるナタリアさんと後に結婚したレドンド氏は、1994年から6年に渡ってレアル・マドリードでプレー。スター軍団の中で中盤の要として活躍した。

 なお、妻のいとこで、J・ソラーリ氏にとっては甥にあたるサンティアゴ・ソラーリ氏が、アトレティコ・マドリードからレアル・マドリードに移籍をした2000年に、レドンド氏は入れ替わるようにミランへ移籍。“義理のいとこ”共演は残念ながら実現しなかった。

■マルク・ファン・ボメル&ベルト・ファン・マルヴァイク

 サッカー界で最も親密な義理の親子かもしれない。現在UAE代表を率いるベルト・ファン・マルヴァイク監督の娘婿は、元オランダ代表MFマルク・ファン・ボメル氏だ。両者の師弟関係がスタートしたのは、フォルトゥナ・シッタート所属時代の1997年。中心選手だったファン・ボメル氏は、同年に監督に就任したファン・マルヴァイク氏の一人娘アンドラさんと恋に落ち、PSVへ移籍後に結婚。後にフェイエノールトの監督に就任した義父とは、リーグ優勝を狙うライバル同士として何度も対戦することになった。

 現役引退後は指導者の道を選んだファン・ボメル氏。古巣PSVで監督業に挑戦する前に、義父の下で修業を積むことに。2015年から2年間はサウジアラビア代表で、2018年はオーストラリア代表でファン・マルヴァイク氏のアシスタントを務めた。今季からはヴォルフスブルクを率いていたが、10月に就任からわずか4カ月で解任された。

 ちなみに、ファン・ボメル氏の3人の子供はいずれもアスリート。長男のトーマス(19歳)はマーストリヒト(オランダ2部)で活躍しており、次男ルベン(17歳)は同クラブの下部組織に所属。トーマスとは双子の長女レネーさん(19歳)はテニスプレーヤーだ。娘夫婦と深い絆で結ばれるファン・マルヴァイク氏は孫たちの成長ぶりに目を細めていることだろう。

■ドニー・ファン・デ・ベーク&デニス・ベルカンプ

 マンチェスター・UのMFドニー・ファン・デ・ベークが、11月にガールフレンドの妊娠をインスタグラムで発表した。お相手のエステルさんは、アーセナルのレジェンドであり、元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏の愛娘だ。エステルさんとは2019年に交際を開始したと報じられているファン・デ・ベーク。未来の義父との出会いは、その遥か昔に遡る。

 ファン・デ・ベークは11歳でアヤックスに入団。すぐに同クラブのユースで監督を務めていたベルカンプ氏の目に留まったという。トップチームでもコーチと選手という間柄だった両者が、固い信頼関係で結ばれているのは間違いない。3月に『The Ahletic』で娘の恋人についてコメントを求められたベルカンプ氏は、「彼がどういう人間かは良く分かっているから、もしも必要となれば、我が娘を守ることができるよ」と笑いながら答えたという。そんな必要がないことは、誰よりも分かっているのだろう。

 ロンドン生まれのエステルさんは、イングランドでの生活にも苦労しておらず、私生活は順風満帆なファン・デ・ベーク。肝心なピッチの上では出場機会に恵まれておらず、オランダ代表からも遠ざかっている。第1子の誕生とワールドカップに向けて、どのような決断を下すのだろうか。

■ティモ・ヴェルナー&サシャ・レンズ

 8日付のイギリスメディア『メトロ』は、マンチェスター・Uがヴェルナーの獲得に向けて“秘密兵器”を手に入れたかもしれないと報じた。前日に同クラブのラングニック暫定監督は、ライプツィヒでもタッグを組んでいたスポーツ心理学者のレンズ氏の招へいを発表。同氏の愛娘パウラさんが4年前から交際しているのは、マンチェスター・Uが獲得を狙っていると噂のヴェルナーなのだ。

 ヴェルナーは昨年の夏にライプツィヒからチェルシーに移籍。パウラさんも共にロンドンに渡り、英語の勉強をしているという。チェルシーが昨季のCLを制した後、ヴェルナーはパウラさんと一緒にビッグイヤーを手にする仲睦まじい姿をインスタグラムに公開している。

 しかし加入1年目でビッグタイトルは獲得したものの、未だに真価を発揮しきれずにいるヴェルナー。再ブレイクをかけてライプツィヒ時代の恩師ラングニックの下でプレーすることを選択する可能性は皆無ではないだろう。加えて、経験豊富な心理学者であり、将来の義父がいる新しい環境はプラスに作用するかもしれない?

■番外編


 今年の5月、トッテナムに所属するMFデレ・アリのキス写真がタブロイド紙を賑わせた。アリがロンドンのバーで濃密な時間を過ごした女性が、マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督の娘、マリアさんだったからだ。アリの広報担当者はコメントを拒否。マリアさんは友人に対して、アリは“ただの友達”だと説明していたという。

 それから5カ月が経った10月上旬に、今度は2人がランチを楽しむ様子がイギリス紙『デイリーメール』に掲載された。しかし、ビッグな“義理の親子”の誕生を予感させた数週間後、アリに新恋人候補が浮上。新しいお相手は、イギリスで人気のリアリティドラマ『メイド・イン・チェルシー』に出演するニコール・ベリーさんだといい、『ザ・サン』はレストランでニコールさんがアリにもたれかかりながら指を絡めている写真も掲載した。同紙の問い合わせに対し、アリのスポークスマンはニコールさんとの交際を否定し、グループで食事をしていただけだと答えたという。

 2月にゴージャスな“元カノ”、ルビー・メイさんと破局して以降は、シングル生活を楽しんでいる様子のアリ。本業の方ではかつての輝きを取り戻せず、移籍話も現実味を増してきている。

(記事/Footmedia)

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