だから日本人は・・・本田圭佑の「レベルの低い話」

2022年12月19日(月)14時44分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 パワーワードが、またさく裂している。

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)の解説が好評の本田圭佑が、「レベルの低い話」という発言を連発している。

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 12月14日に行われたYouTube配信で、視聴者から「ファンが日本代表に厳しい反応をすることは代表を強くすることにつながるのか」という質問があった。本田は「内容によるというのが僕の理想の考え方」と前置きしたうえで「結果だけでガンガン手のひら返すでしょ。どこの国に行ってもそうでした」と自身の経験談を話した。

「でもそれは本当にレベルの低い話。結果を出しても批判するべきだし、逆に負けても称賛すべき。そこの本質を見る目を養わないといけないというのは、サッカーに限らず何かを評価する時には常に思いますね」と持論を展開。「でもこの考え方自体が正しいとも思ってない。別にエンタメだし、結果だけで手のひら返す評価の仕方の方がいいんじゃないかという声もあっていい。僕は間違ってると思ってるというだけの話」と付け加えた。

 また野球に関連し「3月のWBCはスター選手ぞろい。いま国民のサッカー熱は好調だが、野球熱に消されてしまう心配がある」と質問を受けた本田は「野球も盛り上がりましょうよ。なんでそんなレベルの低い話をしなきゃいけないのかなといつも思う」と苦笑い。

 続けて「野球を応援する時はみんなで応援して、テニス、ゴルフ、バスケ、他のマイナースポーツも全部応援したらいいじゃないですか。サッカーのやつが野球行ったら裏切りや、みたいな雰囲気あるでしょ、日本。アホちゃうかと思ってる」とバッサリ。日本人サポーターの『手のひら返し』に続き、『サッカー対野球』の対立構図にしたがる日本の風潮に対しても異論を唱えた。

「レベルの低い話」という強いワードは、本田が日本代表でプレーしている時も好んで使っていた。前回W杯前の2018年3月、ハリルホジッチ監督のもと、親善試合で格下マリ戦に引き分けた際には「ちょっと余計なことにもとらわれすぎて、議論のポイントも、全体的にレベルが低い話が多すぎる。会話1つのレベルをとっても、選手もスタッフもメディアもサポーターも、その基準が本当に低くなったなと、4年前から見ると思います。僕は理想がなかったら、サッカーなんてやるべきではないと思うので。理想を追い求めてなんぼ。全員で理想を築いていかないと」と、日本サッカー界に向けたメッセージを投げかけている。

 海外の経験豊富で、自身の哲学を持つ本田だから言える「レベルの低い」発言。本音ズバズバのW杯解説が好調なだけに、『ここが変だよ日本人?』とばかりにバッサリ斬るシーンがまだまだ見られそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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