アトレティコがソユンク獲得に近づく…来夏加入が既定路線、前倒しの可能性も?

2022年12月21日(水)18時34分 サッカーキング

今季はレスターで出番を失っているソユンク [写真]=Getty Images

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 アトレティコ・マドリードがレスターに所属しているトルコ代表DFチャグラル・ソユンクの獲得に近づいているようだ。スペインメディア『マルカ』が20日に報じている。

 今シーズン、アトレティコ・マドリードは苦しいシーズンを過ごしている。ラ・リーガでは第14節を終えた段階で5位となっているが、首位を走るバルセロナとの勝ち点差は「13」。チャンピオンズリーグ(CL)では、まさかの最下位でグループステージを終えていた。ディエゴ・シメオネ監督の去就にも注目が集まっている中、クラブは守備陣の強化を目指している模様。ウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネス、モンテネグロ代表DFステファン・サヴィッチと定位置争いを繰り広げられる人材として、ソユンクの獲得に乗り出しているという。

 現在26歳のソユンクは、直近の数シーズンこそ主力としてレスターの最終ラインを支えていたが、昨季終盤からベンチを温める機会が増えている。今季に入っても状況は変わらず、ワールドカップによる中断期間前までの公式戦ではわずか2試合の出場にとどまっていた。

 ソユンクはレスターとの契約が2023年夏で満了を迎えることから、契約が切れた後にフリートランスファーで加入することが既定路線だ。だが、状況によっては今冬の加入に動く可能性も否定できなさそうだ。今季ここまでの全公式戦で7試合の出場機会しか得られていないスペイン人DFマリオ・エルモソ、同様に3試合のみの出場にとどまっている元ブラジル代表DFフェリペは、今冬の移籍市場でクラブを離れる可能性があるという。どちらかの選手がシーズン途中での退団となった場合、クラブはソユンクの加入時期を早めるようだ。

 フリーでの加入が既定路線となっていながら、クラブ事情で獲得時期を早めるのはこれが初めてではない。直近では、昨シーズン途中にリールからモザンビーク代表DFヘイニウド・マンダーヴァを獲得した際、当初はシーズン終了後にフリーで獲得する予定であったが、チーム事情を考慮して1月の獲得に踏み切った。契約期間が残り僅かとなっていたことから、移籍金は300万ユーロ(現在のレートで約4億2000万円)ほど。加入直後から定位置の座を確保してチームに貢献したことを考えると、良い判断だったと言えるだろう。ソユンクの状況はヘイニウドの時と似ており、クラブが獲得を前倒しする可能性も低くはないという。

 “シメオネ・アトレティコ”のアイデンティティでもあった守備力に課題が残る中、ソユンクは予定よりも早くスペインに上陸し、アトレティコ・マドリードの守備再建を担うこととなるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

サッカーキング

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