原巨人 来季は「淡泊禁止令」か キーマンとされる「主力の名前」

2022年12月23日(金)11時39分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 V奪回を目指す巨人で来季は凡退後の各選手の姿勢が注目を集めそうだ。

 今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人では20発をマークした選手が5人出ながら、打線につながりを欠いたことも敗因とされた。

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 特に夏場以降、粘りが必要な時期に淡泊な打席が目立ったとあって、G党を始め、これには怒りの声が上がるときも。この点について球界OBからも様々な指摘が上がっている。

 現役時代は中日、西武、阪神で活躍、楽天の初代監督も務めた田尾安志氏のYouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」で15日までに更新された動画内で、今オフに巨人の打撃チーフコーチとして入閣した大久保博元氏と激論を交わしている。

 動画内では元々生粋のG党であるという大久保氏が「巨人ファン、今年は途中でやめたんですよ」と語られる。その理由としては「負けざまが悪い、負けたときの悔しがりかたが少ない」と続けた。

 三振して凡退したとき悔しさを見せない選手が多いとする中で、田尾氏も「その点は気になっていた。坂本の態度とか見て、あれはどうなんかな」と同調。主力の坂本の姿勢を疑問視する場面も。

 この点に関して大久保氏は「あれは悪気はないんです」とフォローしながら、根底にあるのは「たいして練習しなきゃ悔しくないんですよ」と各選手に練習の取り組みなどに関して、さらなる上積みを求めた。

 この「淡泊禁止令」に関してはこんな声もある。

 「打てなくなると定番ともいえる話題だが、昨年も4番の岡本に関して同様のことが球界OBの間から指摘されていました。打てなかった本人にしても決して悔しくないわけではないでしょうが、特に主力選手が凡退時に淡泊な姿勢を見せると余計、チームが沈んでしまう傾向もあるのは確か。そのあたりをどうテコ入れするかも来季は注目となりそうです」(球界関係者)

 坂本の今季は83試合に出場し、打率・286、5本塁打、33打点。3度の故障離脱、レギュラー定着以降、キャリアワーストとなる成績と悔しい思いをした。本人も巻返しを誓っているが、確かに今季までキャプテンを務めてきた坂本が感情むきだしで打席で悔しがるとなれば、勝負に向き合う姿勢がより鮮明となり若手にも波及効果が生まれそうだ。

 すでに坂本、菅野をめぐっては指揮官の原監督も「先頭に立ってやってもらわないといけない」とV奪回のキーマンにあげている。背番号「6」の奮起に期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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