IMSA:元フォードドライバーのライアン・ブリスコー、フェラーリGT3でデイトナ参戦

2020年12月25日(金)12時3分 AUTOSPORT web

 フェラーリのカスタマーチームであるスクーデリア・コルサは北米のスポーツカーシリーズ、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTデイトナ(GTD)クラスに引き続き参加し、その初戦となるデイトナ24時間でライアン・ブリスコーを起用することを確認した。


 元インディカードライバーでその後はフォードワークスドライバーとしてフォードGTを駆り、2020年にはDPiクラスの“強豪”ウェイン・テイラー・レーシングから北米耐久シリーズに参戦したブリスコー。このオーストラリア人は来年1月27〜31日、フロリダ州デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われるデイトナ24時間で、63号車フェラーリ488 GT3 Evoをドライブすることが決まった。


 スクーデリア・コルサは24日にチームのラインアップを発表し、ブリスコーの他にブレッド・カーティス、マルコス・ゴメス、NTTインディカー・シリーズを戦うエド・ジョーンズという面々がフェラーリに乗り込むことを明らかにしている。


「フェラーリでGTDクラスに参戦することは、僕にとって新しいチャレンジになる」と語るのは、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの『インディアナポリス8時間』で、すでにGT3仕様のフェラーリをドライブしているブリスコー。


「(このオファーをもらい)とても感謝しているし、チームの勝利のために自分の役割を果たすつもりだ。数週間後に訪れるトラックでの走行が待ち遠しいよ」


 これまでのところ今回の発表が過去数年間、ウェザーテック・レーシングのフェラーリを投入してきたスクーデリア・コルサによって確認された唯一のエントリーであり、同チームがレッドとブルーのカラーリングを施すマシンのゼッケンは慣れ親しんだ「63」となっている。


 Sportscar365は以前、ウェザーテックの御曹司であるクーパー・マクニール率いるチームが2021年に向けてGTル・マン(GTLM)クラスへの移行を評価していると報じたが、決断はまだ保留中のようだ。


 一方、チームオーナーのジャコモ・マッティオリは、木曜日に発表された新たなラインアップはロレックス24(・アット・デイトナ)で「成功するための経験、スピード、熱意」があると感じていると語った。


「このレースは勝者を選ぶが、そのための準備をしなければならない」とマッティオリ。


「チームはレースに復帰するためにオフシーズン中、ずっと準備をしてきた。パートナーであるトタル、エアロ、パシフィック・ウエスタンもデイトナに戻れることに興奮しいてるんだ」


「2021年は希望に満ちていると感じており、ポジティブな勢いを利用したいと思っている」


 なお現在までのところ、スクーデリア・コルサからデイトナ以外のレースに参加する旨はアナウンスされていない。

スクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3 Evo 2021カラーリングイメージ
ウェザーテック・レーシングのリバリーで2020年シーズンを戦ったスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3 Evo

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