WEC:ル・マン3連覇を称え巨大優勝トロフィーがポルシェ・ミュージアムへ

2017年12月29日(金)7時0分 AUTOSPORT web

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優勝トロフィーの引き渡しを実施


ル・マンの優勝トロフィーがポルシェ・ミュージアムに到着


 ドイツ.ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のポルシェ・ミュージアムが、ル・マン24時間レースの優勝トロフィーの新たな展示場所となります。
 
 ポルシェは、世界で最も過酷なこの長距離レースで3連覇し、チャレンジトロフィーを永久に保持する資格を得ました。
 
 ポルシェ919ハイブリッドを駆り、ル・マンで総合優勝を遂げたワークスドライバーのティモ・ベルンハルト、ニール・ジャニ、ニック・タンディ、そしてLMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガーが約50kgの優勝トロフィーをポルシェ・ミュージアムに寄託するため、ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメとポルシェAG労使協議会議長のウーヴェ・ヒュックに引き渡しを行いました。
 
 このトロフィーは今後、ポルシェ・ミュージアムに永久展示されます。


 ポルシェLMPチームは、過去4年にわたってWEC世界耐久選手権でモータースポーツの歴史を塗り替えました。革新的な900PSのパワートレインを搭載するポルシェ919ハイブリッドは、2014年4月のシルバーストーン6時間レースでデビューして以来、出場したWEC 34レースのうち7回のワン・ツー・フィニッシュを含む17レースで勝利を飾りました。
 
 また、20回のポールポジションと13回におよぶ決勝レース中のファステストラップも記録しています。


 さらに重要なことは、2つのハイブリッドシステムで駆動されるもっとも先進的なプロトタイプレーシングカーによって、ポルシェはマニュファクチャラーズとドライバーズの両方の世界選手権タイトルだけでなく、2015年、2016年、2017年のル・マン24時間レースで3連覇を達成したことです。

ポルシェにとってのル・マン復帰後、初優勝を達成したニック・タンディ(左)、アール・バンバー(中央)、ニコ・ヒュルケンベルグ(右)
ポルシェに乗せられポルシェ・ミュージアム入りしたル・マンの優勝トロフィー
重さ50kgにもなるトロフィーは優勝ドライバーの手で展示スペースに移動された。


 2015年のル・マンでは、F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルクが、アール・バンバー、ニック・タンディとともにこの伝統ある耐久レースで夜間に見せた強力なパフォーマンスによってトップでチェッカーを受けました。
 
 翌年には2位を走るロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組がスリリングな追撃でトップにプレッシャーを与え続け、ゴールのわずか数分前にトラブルに見舞われたライバルを逆転して劇的な優勝を果たしました。
 
 そして今年の6月には、アール・バンバー/ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレー組が、序盤のピット作業により後退しましたが、見事な巻き返しに成功してポルシェに19回目のル・マン総合優勝をもたらしました。


 ポルシェ919ハイブリッドは、ポルシェが70年にわたる歴史のなかで製造した最も複雑なレーシングカーです。800Vのバッテリーテクノロジーや多数の革新的技術によって、未来に向けた重要なイノベーションのための車両実験室としての役割も果たしました。これらのイノベーションは、純粋な電気駆動の未来型スポーツカー、ミッションEの研究のために不可欠な礎を築いています。


 ポルシェ919ハイブリッドは11月のバーレーン6時間レースでWECから引退しました。来年は多数のイベントで大々的なフェアウェルツアーを行い、2018年秋にポルシェ・ミュージアムへ凱旋いたします。
 
 2018年から、ポルシェLMPチームは、フォーミュラEに参入し、成功を収めるという新しいミッションに専念します。ポルシェは2019年末に始まるシーズン6から出場予定で、それまでにチームはパワートレイン全体を設計、開発、およびテストを実施します。

2016年王者となったマルク・リーブ、ロマン・デュマ、ロマン・ジュマとアンドレアス・ザイドル代表
ル・マン24時間3連覇を達成したポルシェ919ハイブリッド
2017年のル・マンウイナー。フィリッツ・エンジンガー副社長(左)、ブレンドン・ハートレー(左からふたり目)、アール・バンバー(中央)、ティモ・ベルンハルト(右)


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