初出場の名古屋、愛知県勢8大会ぶりの初戦突破! 日章学園のU17日本代表FW高岡伶颯を封殺

2023年12月29日(金)14時1分 サッカーキング

初出場の名古屋が初戦突破 [写真]=須田康暉

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 第102回全国高校サッカー選手権大会・1回戦が29日に行われ、名古屋(愛知)と日章学園(宮城)が激突した。

 愛知県予選で“名門”の刈谷に競り勝ち、初の選手権出場となる名古屋。28日の開会式で選手宣誓の重役を務めた主将MF田中響貴を中心に躍進を狙う。対する日章学園は2年連続17回目の選手権に。注目はなんといっても、先月行われたU−17ワールドカップにU−17日本代表として出場し、4得点を挙げたFW高岡伶颯だ。

 試合は8分、日章学園が先制する。2トップの一角に入った高岡のシュートはポストを強襲したものの、右サイドでこぼれ球を拾ったMF南創太がクロスを供給すると、MF皆川春輝がヘディングでゴールネットを揺らした。その後も、日章学園が攻勢を強める。16分には左サイドからのクロスに高岡がヘディングシュートを放つも、これは相手GKのファインセーブに阻まれた。

 一方の名古屋は、相手のハイラインの裏を狙う攻撃でチャンスを作る。すると22分に、左サイドでスローインを獲得。DF月岡陸斗のロングスローからDF足立遼馬がヘディングで試合を振り出しに戻した。名古屋にとっては、選手権初ゴールとなった。

 前半は1−1のまま折り返すと、後半も一進一退の攻防。それでも徐々に押し込み始めたのは日章学園で、サイドからの攻撃で相手を揺さぶるが、名古屋の堅守を破るまでには至らない。1−1のまま80分が終了し、勝負はPK戦に。両者1人目が成功すると、日章学園2人目の高岡伶颯を名古屋GK小林航大がストップ。さらに、小林は4人目も止めたのに対して、名古屋は全員が成功。この結果、PK戦を4−2で制した名古屋が選手権初勝利、また愛知県勢としても8大会ぶりの初戦突破となった。

 勝利した名古屋は、31日に行われる2回戦で、北海(北海道)と大手前高松(香川)の勝者と対戦する。

【スコア】
名古屋 1−1 日章学園
PK:4−2
【得点者】
0−1 8分 皆川春輝(日章学園)
1−1 22分 足立遼馬(名古屋)

サッカーキング

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