寅年の初詣にぴったりかも...! 東京で「狛虎」に会えるお寺を巡ってみた【後編】

2022年1月1日(土)8時0分 Jタウンネット

2022年は寅年。

そんな年にぴったりな狛犬ならぬ「狛虎」のいるお寺が日本各地に存在している。

Jタウンネットでは、都内で狛虎に会える寺院を紹介している。

東京狛虎めぐり【前編】はこちらから

今回ご紹介するのは、港区にある「天現寺」と、文京区にある「吉祥寺」。

ユニークで愛らしい狛虎たちの魅力を、ご覧いただこう。

ユルい...!ユルすぎる......!

「天現寺」東京メトロ日比谷線「広尾駅」から徒歩7分の場所にある臨済宗の寺院。

「寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻」にこの世に出現したという伝承があり、お使いが虎であったとされる毘沙門天を本尊として祀るこの寺では、2対4体の狛虎を見ることができる。

こちらが、本堂前に鎮座する狛虎。

しなやかでほどよく筋肉がついている本物の虎らしい体つきで、しっぽはクルリ。阿形も吽形も、それぞれ威嚇するかのような鋭い顔でこちらを見ている。

そしてこちらが、本堂の隣にある客殿前に鎮座している狛虎。

なぜかそれぞれニュアンスが全く違うが、どちらも本堂前の虎と比べるとやや小ぶりで、そしてちょっとユルい。コミカルな表情と顔にはクセになる愛くるしさがある。

ギュッと目を吊り上げて...

最後にご紹介する「吉祥寺」は、東京メトロ南北線「本駒込」駅から徒歩7分の曹洞宗の寺院。

第二次世界大戦で寺のほとんどは消失してしまったが、狛虎と狛虎の後ろに立つお経が納められている経蔵、山門は戦火を逃れ、古くからの姿をそのまま残している。

1804年に建てられたという「経蔵」は文京区指定有形文化財にも指定されており、その前にいる対の狛虎も、ずいぶんと歴史を感じさせる佇まいだ。目を吊り上げた表情は虎らしく、一方で体は少し丸みを帯びていて犬っぽい。

ところで、他の3院では毘沙門天を祀っているため、縁のある虎の像が置かれていた。

だが、吉祥寺の本尊は釈迦如来である。なぜ狛虎を置いているのか、同寺に聞いてみたが「古いものなので今では分からない」とのことだった。

同寺には他にも、本堂前に狛犬らしき対の石像が、稲荷社の前には対の狐の石像、「狛狐」が置かれている。

さて、皆さんが気になる「虎」はいただろうか?

寅年の初詣にはせっかくなので、狛虎に会えるお寺を選んでみてはいかがだろう。

Jタウンネット

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