ジェンダーレスと飲酒の関係

2023年1月5日(木)20時30分 ココカラネクスト

女性は生理的にアルコールの影響を受けやすい。

 過度の飲酒でがんに罹る確率が高くなる。食道がん,大腸がん,口腔・咽頭・喉頭がんなどの他、女性特有の乳がんも含まれます。(ほどほどのお酒でがん予防)女性は男性よりも、生理的にアルコールから受ける影響が大きいのです。(※1)

第5次男女共同参画基本計画 〜すべての女性が輝く令和の社会〜 が策定されて久しい。ひと昔前までは女性の居ない職場や職業が多かった。路線バスの運転手さん。駅のプラットホームで電車を待つ人たちに、マイクを片手にアナウンスする駅職員さん。交差点に差し掛かる救急車の中から、「交差点を通過します!停車して下さい!道を空けて下さい!」と周囲に注意を促す救急隊員等々。それまで陰で社会を支えていた女性が公衆の表舞台で頑張っています。当然ストレスの掛かり方が緊張とともに重くなるように思う。

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令和はジェンダーレスの社会作りが活発となり、男女の色分けがなくなりつつあります。

育メンも多く見かけるようになりました。「おかあさんといっしょ」に加えて「おとうさんといっしょ」のテレビ番組も増えましたよね。与謝野晶子さんのいう「父性の退化」(※2)に歯止めが掛かってきたのかも知れません。

昭和,平成時代のサラリーマン。その大半を占めていた男性サラリーマン達の憂さ晴らしは、「男は付き合いが多いから」という言い訳を引っ提げて、居酒屋の暖簾をくぐるのが常態化していたように思う。

だからと言って、ジェンダーバイアスを拭い去るように、女性も同じストレス発散の手段に倣ってはいけません。

ジェンダーギャップ指数が「1」に近い程、男女間の不均衡がないと評価されます。(※3)

飲酒の量と回数のジェンダーギャップ指数を高くしてはいけません。

どちらかと言えば男性は女性よりも寡黙。そして女性の方が ”おしゃべり” でストレスを発散する印象を持ちます。女性に多いであろう、歓談によるイライラ解消法です。お話しすることが酒の肴になって、一杯のお酒が二杯三杯・・・。

だけど一時の現実から逃避とばかりに、飲酒・アルコールの過度な摂取が常態化してしまえば元も子もないではありません。その内に飲酒そのものが病みつきになってしまう。夜な夜な深酒に浸る生活を送ることは、決して人生を楽しむことには繋がらないのです。

有名お酒メーカーだって1986年から適正飲酒を呼び掛けています。(※4)

依存症になってしまったらおしまいです。

【出典】
(※1)健検公式テキスト増補改訂版 よいお酒 悪いお酒
(※2)2022年10月2日読売新聞 コロナの時代を読む
(※3)フリー百科事典 ウィキペディア
(※4)2022年11月5日読売新聞 広告のページ 

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

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