ネバダ洞窟で発見された「身長10フィートの巨人」の謎

2024年1月13日(土)16時0分 tocana


 神話や民話そして聖書でも、 巨人がかつて地球を歩き回っていたことを記している。そして、この主張を裏付ける証拠があることがわかった。
 アメリカのネバダ州で人骨が発見された。人骨の中には身長が10フィート(約3メートル) のものもあった。驚くほどの大きさに加えて、ミイラ化したとされる遺体には赤い髪があった。
 このことは、長きに渡り語り継がれてきた、長い間忘れられていた人類がかつてアメリカ南西部を支配していたという説に拍車をかけた。数千年前にネバダ地方に定住したパイユート族によると、シテカ族と呼ばれる人食いの赤い髪の巨人が遠い島からアメリカ大陸にやってきたという。
 伝説によると、シテカ族は葦で作られたイカダに乗って海を渡り、普通の人間よりも背が高く、強く、そして残酷だとしてすぐに有名になった。
 その後、1911年にネバダ州ラブロック市近くの洞窟でコウモリのグアノ (肥料の重要な成分)を何人かの鉱山労働者によって掘られ際、奇妙な物体が多数発見されたのだ。このため、1912年と1924年に二度の公式発掘が開始され、その間に何千もの遺物が回収された。
 考古学ワールドによると、驚くべき発見の中には、ラブロック・ジャイアンツの愛称で知られるミイラがあり、8フィートから10フィートの高さがあったという。また、すり減った跡がある長さ15インチ(約38センチメートル) のサンダルや、巨大な手形のようなものが刻まれた岩も発見された。
 2回目の発掘の直後の1931年、地元紙ネバダ・レビュー・ マイナーに掲載された記事は、 ラブロック近くの乾燥した湖底で二体の巨大な骸骨が発見されたと 主張した。これらの遺体はそれぞれ8. 5フィートと10フィートの高さがあり、 古代エジプト人が用いたのと同様の方法でミイラ化されていた。こじつけのように聞こえるかもしれないが、 この奇妙な人々の伝説はアメリカ大陸のあちこちで生まれている。例えば、16世紀にスペインのペドロ・シエザ・デ・ レオンという征服者が、 巨人の起源についての古代ペルーの物語を記録していた。 レオンは説明の中で、そのそびえ立つ巨人たちは 「大きな船のように葦のイカダで海を渡ってきた」と記し、「 膝下が普通の男性の背の高さと同じくらいになるほど背の高い人も いた」とも書いている。
 さらに、ペルーとボリビアの間にあるアンデス山脈の高地では、 細長い頭蓋骨を持つ人骨が発見されている。 遺骨は約3000年前のもので、通常の人骨よりもはるかに大きいと言われている。興味深いことに、 それらの遺骨の中には赤毛が残っているものもあった。考古学ワールドによると、科学者の中には、 この赤みを遺体が埋葬された環境のせいにしている人もいるが、 先のシテカ族の存在を証明するものとする見方もある。
 もし本当に巨人が存在していたとしたら、いかにも強いように思えるそのような種族が、なぜ消えてしまっただろうか。 パイユートがそれについて回答している。彼らの神話によると、 シテカは彼らと他のすべての近隣部族に戦争を仕掛け、恐怖と破壊をもたらした。何年もの戦いの後、 部族は団結してこの手ごわい敵に立ち向かった。
 最終的に、残った巨人は追い払われ、ラブロック洞窟の中に避難した。彼らは隙を見て洞窟の入口で火を起こし、 残った数人のシテカ族を窒息させ、生きたまま焼き殺したのだ。興味深いことに、 この洞窟が最初に発見されたのは1911年のことで、その入口付近で激しく燃えている証拠が見つかったとヒストリーチ ャンネルは報じている。
 10フィートの巨人が民間伝承と肥沃な想像の産物にすぎないとし ても、物語のすべての糸が一つに収束することは、 やはり興味がそそられるものである。


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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