前田敦子「やりたいことが全部出来た」初監督作のポスター&場面写真解禁

2022年1月17日(月)17時30分 シネマカフェ

「アクターズ・ショート・フィルム2」監督:前田敦子「「理解される体力」ポスター

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青柳翔玉城ティナ千葉雄大、永山瑛太、前田敦子という人気俳優がショートフィルムの監督に挑戦するプロジェクトの第2弾「アクターズ・ショート・フィルム2」。この度、前田敦子監督「理解される体力」のポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

各作品の主演には、青柳監督作に村上虹郎、玉城監督作に琉花と奥平大兼(W主演)、千葉監督作は千葉さん自ら主演も務め、伊藤沙莉とW主演、そして永山監督作に役所広司、前田監督作に柳英里紗と三浦貴大がW主演している。

前田監督「理解される体力」では、小さな喫茶店の店中に響き渡る大声で泣くキエ(柳英里紗)と、やさしくそれを受け止めるユミ(三浦貴大)。キエは貪るように巨大なパフェをたべ、貪るように涙を流して子どもみたいに大声で泣いている。

どうやら旦那に浮気されたらしいキエは、とどまることのない怒りと涙と食欲の激流に押し流されている。喫茶店の店長(野間口徹)は、キエが大声で泣いているその理由を想像してキエにつたえるのだが…。

解禁となったポスタービジュアルには、クールな表情でポーズを決めるキエ(柳英里紗)とユミ(三浦貴大)の姿が。舞台となるレトロな喫茶店の雰囲気や衣装の可愛さも相まって、目を惹くビジュアルに仕上がっている。

柳さんは「三浦貴大くんの女性としての所在の秀逸さを楽しんでいただければ」と太鼓判。一方、三浦さんは演じたユミについて「意識せずに当たり前のようにキエの古くからの友人としてそこにいる、というなんとも難解で面白みの詰まった役でした」と語っており、自然体で演じることを心掛けていたようだ。

併せて解禁となった場面写真からは感情を爆発させるキエの姿や、大爆笑する2人の姿も確認でき、対照的な性格のキエとユミがどのような会話劇を繰り広げるのか期待が高まるカットばかりとなっている。

今回の監督業初挑戦について前田さんは「私の発想を脚本の根本宗子さん、そしてキャスト・スタッフの皆さんの力を借りて形にしていただき、やりたいことが全部出来ました」とふり返る。

注目してほしいシーンは「キエが何度もあくびをするシーン」といい、「難しい設定のシーンなので、英里紗がどう演じるか悩んでいたのですが、彼女のなかで腑に落ちて、とてもいいシーンになりました」と語り、三浦さんについても「とても自然体で演じてくれたのですが、作品を観たらユミみたいな友達がいたらいいな、ときっと思っていただけると思います」と語った。

また、もともと前田監督と主演の柳さん・三浦さんは共演歴もあり交友が深いが、監督と役者という関係で臨んだ今回の現場に関して尋ねてみると、柳さんは「妥協のしない監督で、細かいところまでしっかり見ている演出に圧倒されました」と明かし、三浦さんは「現場でみんなを引っ張ってくれて、自分のやりたいことを貫いてくれたので、俳優として信頼して仕事をすることが出来ました」と信頼をコメント。

脚本の根本氏は、「わたしは『前田敦子』という人物のファンなので。前田さんへの興味はいつだって尽きません。それは前田さんがいつだって正直にしか生きれない人だからだと思います。だからそんな前田監督の胸を借り、わたしも正直な本を書きました。お互いの正直がぶつかってると思います」と思いを込めてふり返っている。

「アクターズ・ショート・フィルム2」は2月6日(日)17時〜WOWOWにて放送・配信。

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