高齢者の気持ち調査「経済的なゆとりがある」「海外旅行に楽しさ感じる」が3年前より低下
2025年1月22日(水)10時28分 マイナビニュース
日本能率協会総合研究所は1月20日、「高齢者の"きもち"」をテーマとした自主企画調査の結果を発表した。調査は2024年10月18日〜11月1日、60歳〜90歳の男女2,500人を対象に行われた。
まず、現在における自身の気持ちや考えに関する調査では、女性70代の7割半が「年をとっても、老化が進んだなりに人生を楽しめると思う」と考えることが分かった。
次に、家庭において経済的なゆとりがあると思うか聞いたところ、「あると思う」または「ややあると思う」と答えた割合が、男性では27.0%、女性では23.7%となった。3年前と比べると、男女ともに低下している。
楽しさ・喜びを感じる事柄に関する調査では、「海外旅行で観光をしているとき」に楽しさや喜びを感じる人の割合が、3年前と比べて男女ともに低下していた。
「健康や老化防止に効果があるものには、積極的にお金を使いたい」と考える人は、男女ともに4割以上となっており、3年前と比べて微増している。
「高齢になっても自分自身の歯を維持していたい」と考える人は、8割以上にのぼった。特に、女性の70代前半までの年齢層では、9割以上となっている。また、80代後半でも、男女ともに7割以上は自分の歯を維持していたい考えである事が伺えた。