『万引き家族』3冠!安藤サクラ&柄本佑が夫婦で主演賞に!毎日映画コンクール発表

2019年1月23日(水)10時0分 シネマカフェ

『万引き家族』(C)2018『万引き家族』 製作委員会 

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国内で最も歴史のある映画賞「第73回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定。第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた是枝裕和監督の『万引き家族』が日本映画大賞、女優主演賞の安藤サクラ、女優助演賞の樹木希林と合わせて最多の3冠を獲得した。

毎日映画コンクールは、1946年(昭和21年)日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。幅広い部門を設けていることが特徴で、各賞は第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約80人が選考にかかわり、その歴史と伝統とともに選考の厳正公明さも映画業界から高い評価を得ている。

日本映画優秀賞には瀬々敬久監督の『菊とギロチン』が選ばれ、スポニチグランプリ新人賞の木竜麻生と2部門を受賞。男優主演賞は『きみの鳥はうたえる』の柄本佑が受賞し、『0.5ミリ』(第69回・2014年)に続いて2度目の女優主演賞となった『万引き家族』安藤さんと、夫婦そろって主演賞を獲得した。

監督賞に選ばれたのは、社会現象とも呼べるヒットとなった『カメラを止めるな!』の上田慎一郎。劇場用長編映画デビュー作での同賞受賞は、『泥の河』の小栗康平(第36回・1981年)、『お葬式』の伊丹十三(第39回・1984年)に続く、本コンクール史上3人目の快挙となった。


なお、映画ファンによるTSUTAYAプレミアム映画ファン賞は、日本映画部門に『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』、外国映画部門に『ボヘミアン・ラプソディ』と邦洋の大ヒット作が選ばれた。なお、表彰式は「カルッツ川崎」にて2月14日(木)に開催される。

<「第73回毎日映画コンクール」受賞結果>
★日本映画大賞 『万引き家族』

★日本映画優秀賞 『菊とギロチン』

★外国映画ベストワン賞 『スリー・ビルボード』

★監督賞 上田慎一郎『カメラを止めるな!』

★脚本賞 野尻克己『鈴木家の嘘』

★男優主演賞 柄本佑『きみの鳥はうたえる』

★女優主演賞 安藤サクラ『万引き家族』

★男優助演賞 塚本晋也『斬、』

★女優助演賞 樹木希林『万引き家族』

★スポニチグランプリ新人賞 玉置玲央『教誨師』/木竜麻生『菊とギロチン』

★田中絹代賞 白川和子

★撮影賞 月永雄太『モリのいる場所』

★美術賞 原田満生、堀明元紀『日日是好日』

★音楽賞 Hi’Spec『きみの鳥はうたえる』

★録音賞 吉田憲義『日日是好日』

★アニメーション映画賞 『若おかみは小学生!』

★大藤信郎賞 『リズと青い鳥』

★ドキュメンタリー映画賞 『廻り神楽』

★TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 日本映画部門 
『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』

★TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 外国映画部門 
『ボヘミアン・ラプソディ』

★特別賞 戸田奈津子(字幕翻訳家)

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