能登半島地震をきっかけに「特務機関NERV防災」をインストールしてみたら…こんなに入れて損はないアプリある? ってなった
2024年1月30日(火)11時0分 ロケットニュース24
2024年元日に起こった能登半島地震をはじめ、2024年1月28日には関東地方でも最大震度4を観測する揺れがあった。
能登半島地震の際には新潟県にある筆者の自宅でもかなり強い揺れを感じ、不安な時間を過ごしていたのだが……その際に使い始めた防災アプリが優秀すぎる神アプリだったので、是非皆様にもご紹介させていただきたい。
・災害情報がすぐ分かる
アプリの名前は「特務機関NERV(ネルフ)防災」。App Store、Google Playから無料でダウンロードできる。
名前を聞いて、「ん?」と思った方もいるかもしれない。「NERV」は大人気作品「エヴァンゲリオン」に登場する機関の名前だからだ。
このアプリの始まりは、開発者の石森大貴さんが遊びで始めたX(旧Twitter)アカウント。しかし東日本大震災で地元が被災し、石森さんは高校卒業まで住んでいた実家や親戚、知人を失ったのだという。
以来、石森さんは防災情報の発信に力を入れるようになり、その活動内容と情熱を認めたエヴァンゲリオンの制作会社も名称の使用を正式に許可。
気象庁も「運命を共にする」と明言し、「特務機関NERV防災」という名前の防災アプリがリリースされたのだそうだ。
このアプリでは、現在地や全国の災害情報を確認することができる。
これは能登半島地震が発生した翌日、1月2日の様子。こうやって見てみると、能登半島付近で何度も大きな揺れが続いているのが分かる。
タイムライン上にある情報をタップすると、詳細な情報が表示される。これは1月28日に関東地方で発生した地震の震度分布。
マップをズームすることで、より細かい地域の震度を確認することもできるぞ。ロケットニュースの編集部がある新宿区も結構揺れたんだな……
画面上部にあるタブを切り替えれば、あらかじめ登録しておいた地域の災害情報を現在地と同じように知ることができる。遠方に住んでいる家族や友人がいる場合に大活躍しそうだ。
能登半島地震の影響で揺れが続く中、最速レベルで表示される震度情報にはめちゃくちゃ助けられた。
テレビでは大抵揺れてから震度が発表されるまで少しラグがあるけれど、このアプリでは揺れが終わった直後くらいには震度情報が表示されていたぞ。
筆者が確認できた限りにはなるが、その後ニュースで発表された震度とも一致していたので正確さもばっちりだと思う。
また、このアプリで知ることができるのは地震の情報だけではない。
天気予報に……
雨雲レーダー、
台風情報までとにかく様々な災害に関する情報を確認することができる。
中でも驚いたのは、「強震モニタ」なる機能。2023年9月に実装され、地震の揺れの様子をリアルタイムで知ることができるらしい。
緊急地震速報が出ると「いつ来る……!? いつ来る……!?」と嫌な時間を過ごさなければいけないけれど、ここを見ればある程度地震の波がどこまで来ているか予想できる……ってコト?!
一番揺れが激しかった頃はまだこの機能を知らなかったため画面を見ることはなかったのだが、もし本当にリアルタイムで表示されるなら多少ストレスが緩和される気がする。
揺れることは変わらなくても、不安な時間が少しでも減るのは筆者のようなビビりにとってはめちゃくちゃありがたい。
・まごうことなき神アプリ
重要な情報を誰でも見ることができるのは本当に神としか言いようがない。こんなすごいアプリ、なんで今までインストールしてなかったんだろう……
容量もそんなに重たくないので、入れておいて損はないはず。今後もし機種変更などをする機会があっても、筆者は絶対にこのアプリをインストールしておこうと思った。
災害時に重要な情報を正確に手に入れられる「特務機関NERV防災」、是非皆さんも活用してみてはいかがだろうか。
参考リンク:特務機関NERV防災
執筆:うどん粉
ScreenShot:特務機関NERV防災(iOS)、© ゲヒルン株式会社、App Store
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