「自分が食べた中で最高の餃子です」とオススメされたら外さない説は本当か / 東京・北千住「樹苞(きぼう)」
2024年2月2日(金)14時0分 ロケットニュース24
ズバリ、当サイトのリクエストボックスに届いた「餃子の最高」は外さないのだ。
記憶にあるなかでも横浜の「とんとん」、そして宇都宮の「寿限無餃子」はぶっちぎりでウマかった。
そうそう、人に全力でプレゼンできる熱意は味と比例するんよなぁ〜と思っていたところ、またしても「自分が食べた中で最高の餃子です」との新たな刺客が送り込まれた。
・北千住の餃子
今回、最高だとオススメされて食べることにしたのは、東京・北千住の「樹苞(きぼう)」。
ぶっちゃけ、あまり餃子のイメージはない場所ではあるものの、調べたところ屋台からスタートしたお店らしい。
機械に頼らず手作りで手間暇をかけており、焼小籠包が看板商品のようだ。
で、餃子もウリでその中でも なかしべつミルキーポーク100%使用した「お城餃子」が推されていた。
さっそく特製タレ3個付きの餃子12個(約3人前)を注文。値段は2417円(送料別)だったから、1個あたり200円くらいでそこそこするなぁ〜
……とも思ったが、通常よりも大きいサイズであることを踏まえると安くもなければ高すぎでもないラインだろうか。
・鉄鍋で調理
まぁなんにせよ肝心なのは味である。ちなみに調理方法はフライパンじゃなくて「鉄鍋」で作っていくぞ。
慎重にお湯を入れ……
しっかり蒸して焼き〜の
ひっくり返せば
完成だ!!
・実食
見た目からしてもうウマそう。皮が厚めでプリンプリンしているあたり、肉汁系の餃子なのだろうか。
こういった系は噛んだ瞬間にスプラッシュしてくることも珍しくない……って、うわっー!!
やっぱり!!!!!!
焼小籠包が看板商品とあって、肉汁がガッツリ飛び出してきた。この時点で面食らってしまったが、餃子のギアが入るのはここから!
なにせ、その爆弾のような肉汁を封じ込めることを可能にしている……
分厚い皮がまたイイのだ! 箸で持った感じだと分厚さを感じないものの、噛んだら「これ薄い皮の餃子の10倍はあるんじゃね?」って思うような圧倒的な存在感……!
しっかり肉汁が閉じ込められているし、このあたりは小籠包のテクニックが活かされていると言える。
また、不思議なことに肉汁と同時にバター、あるいはチーズのようなコクあるものが流れ込んでくるところも面白い! な、なんだこの餃子はっ……!!
……と肉汁餃子過激派の我々はワーキャー興奮しながら食べていたのだが、編集長の羽鳥はこうとも餃子を評価していたので忖度なくお伝えしておこう。
羽鳥「ちょっと乱暴な表現になってしまうかもだけど、なぜかそこはかとなくサラダパンを感じたね。とにかく小麦粉が効いていて、餃子なのにお惣菜パンというかポテサラパンを食べている気持ちになるから不思議だったよ」
──と。なぜにパンかと思うかもだが、小麦粉なのか皮の厚さがそう感じさせるのかもしれない。現に私も言われてみたら不思議と納得……パン感があるなという気持ちがした。
とはいえ、餃子のウマさは確かだし3人前12個で全然足りなかったあたり我々は大好物。一言で表すならば「焼小籠包みたいな餃子」で目隠ししたら気づけないかもしれない。
なお、餃子本体はニンニク、ニラ不使用。肉の主張はそこまで強くないから見た目以上に食べやすいのではないか。
この普通じゃない上にウマいのだから、最高だと評価する人がいるのも当たり前。肉汁系の餃子が苦手じゃなければ、きっとハイアベレージを残すことだろう。
参考リンク:樹苞(きぼう)HP
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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