マジックマッシュルームを静脈注射した男がヤバイ! 血液内でキノコ菌が増殖し…

2023年2月1日(水)14時0分 tocana


 麻薬成分を含有し、幻覚性を持つキノコことマジックマッシュルーム。実際に乱用すると中毒症状が現れ、事故も起こっていることから日本では平成14年6月から日本では麻薬原料植物として規制されている。


 海外にて、そんなマジックマッシュルームの効果を最大化するために、その成分を注射した男性が病院に緊急搬送されるという事態が発生した。


 報道によれば、アメリカのネブラスカ州在住の30代の男性が、自宅で体調不良に襲われ、意識を失ったことに家族が気づいた。すぐに病院に搬送されたが、医師が診察した時には男性の意識は混濁しており、多臓器不全との診断がなされた。更に男性の血流の中でなんとマジックマッシュルームに該当するキノコの菌が増殖していたことが判明したのである。


 男性は双極性障害を患っており、医師からオピオイド系の薬を処方されていたのだが、彼はより自然な治療法を求めていた。さまざまな治療法を調べていくうち、男性はマジックマッシュルームの有効成分であるシロシビンが、慢性不安症と診断された患者や、臨床的に長期的にうつ病と診断された患者を治療できる可能性について記した記事を発見。そこで彼はマジックマッシュルームを通常の方法 (食べるか、または乾燥粉末をカプセルに入れて服用する) ではなく、成分を静脈注射すればより成分を接種できるのではないかと考えたのだ。


『Journal of the Academy of Consultation-Liaison Psychiatry』に今週掲載された症例報告によれば、男性はキノコを熱湯に溶かし、その液体を綿毛玉でろ過してから静脈注射したとのこと。暗く湿った暖かい環境で育つキノコは男性の中で増殖を初め、数日のうちに男性の体調は急激に悪化。激しい倦怠感や吐き気、下痢に襲われ、吐血が始まったという。


 男性は22日間入院し、一度は人工呼吸器を装着して生命を維持する必要があったという。その間に血液をろ過して微細なキノコの胞子を除去する処置がとられた。その後、男性は抗生物質と抗真菌薬の処方箋を発行されて帰宅。また、医師からみだりに自分に何らかの物質を注射しないよう強い警告も受けたそうだ。


参考:「Daily Star」ほか


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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