タイ人もびっくり！？タイ料理をスパゲティで味わう『THAIPAGHETTI』（池袋）の「タイパスタ」が激ウマ！

2021年2月12日（金）10時51分　食楽web

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　タイ庶民にとって、麺料理はファストフード感覚で楽しめる身近な存在。中でもタイラーメン「クイッティアオ」や、タイ風やきそば「パッタイ」は、タイ麺料理の代表格です。これらに使われているのは主に米麺で、乾麺や生麺、太さの違いなどでさまざまなバリエーションがあります。さらに「バミー」という中華麺を使った料理もあります。

　そんな中、タイ麺料理界に新風を吹き込むお店が東京・池袋に現れました。その名も『THAIPAGHETTI（タイパゲッティ）』。タイのテイストをふんだんに盛り込んだ、新感覚の創作パスタ料理を味わえるそうです。

　現地でさまざまなタイ料理を味わった、自称“タイグルメ冒険家”の筆者。さっそくその噂を聞きつけ、お店を訪れてみました。

タイポップスが流れる、洗練されたスタイリッシュな店内

　2階の店内に広がるのは、明るい日差しが降り注ぐ開放的な空間。今はタイ人シェフのご主人と奥さまのおふたりで切り盛りされているそうです。では早速、お店おすすめの「タイパスタ」をいただきましょう。

タイ生姜が香る絶品「トムカーガイ」

鶏ササミとキノコのスパイシーココナツスープスパゲッティ「トムカーガイ」1050円（すべて税別）

　まずは、鶏ササミをメインにしたココナツミルク仕立てのスープパスタ「トムカーガイ」をいただきました。タイ語では「トム（煮る）」、「カー（タイ生姜）」、「ガイ（鶏）」という意味で、タイではスープ料理のひとつとして、街のレストランや家庭の食卓で親しまれています。

サラサラとしたスープスパゲッティ

　テーブルに届いた瞬間、爽やかでスパイシーな香りが漂います。「ココナツミルクをベースに、タイ生姜のカー、こまかく刻んだレモングラス、こぶみかんなどで風味付けしています」とご主人。鶏ササミとエリンギ、水菜などが盛り付けられ、彩りも鮮やかです。

パスタ麺がスープをたっぷり持ち上げる

　ココナツのまろやかな風味の中に、酸味とピリッとした辛みが複雑に絡みあうアジアンテイストなスープ。香り高いタイ生姜の風味は、日本人好みの味わいと言えます。

　焼き上げた鶏ササミの香ばしさ、キノコの風味、水菜のシャキシャキ感がそれぞれを引き立て、食べごたえもバッチリ。スープパスタならではのサラサラッとした口当たりで食が進み、あっという間に完食です。

相性ぴったり！　人気の「ガパオ」をベースにしたスパゲッティ

「ガパオ」1050円。ライスでもオーダー可能

　ホーリーバジルとも呼ばれる「ガパオ」の爽やかな香りがなんとも食欲をかきたてる、その名も「ガパオスパゲッティ」はお店で人気の一皿だそう。

半熟卵をたっぷりからめていただきます

　ナムプラー、タイ醤油のシーユーカオ、中国の黒醤油で味付けされているそうで、なんとも香ばしい味わい。後からくるピリッとした辛さも、さらに食欲をかきたてます。褐色の麺とその風味は、まるで上品な焼きそばのよう。半熟卵をからめると、よりマイルドな味わいになります。最後の一口まで味の変化を楽しめる絶品の一皿でした。

「チャーンビール」680円