キングコング西野亮廣、プライベートも崩壊中か? 収益モデルにも暗雲… 関わりたくない人間続出!?
2021年2月12日(金)7時0分 tocana
1月30日付で吉本興業とマネジメント契約を終了したお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣は、一部の業界人から「吉本にケンカを売った奴になった」なんていう言われ方をしている。
契約終了3日前、西野はツイッターで、LINE上でのマネージャーとのやりとりを公開、「連日走り回ってくださっている吉本興業外部のスタッフさんに対しての吉本興業の対応がナメ腐っていたので、会社ごとガン詰めしました」、「これが芸能事務所の現状」などと吉本を批判、「今の形を改めないと辞めます」と退社を示唆したが、これに吉本側は交渉をあっさり捨てて契約終了させた。
西野は直後、円満退社を強調したが、吉本の大先輩であるダウンタウンの松本人志は31日、フジテレビ「ワイドナショー」で「円満がこんな急にバタバタ辞めるわけがない」と話した。
「この松本発言こそ、『西野が自分たちを敵にまわしたからね』という号令みたいなものになっている」とフリーの放送作家。
「松本さん自身が意図しなくても、あれを聞いて、『今後、西野とは一切、関わらない』と決めた吉本タレントが続々いるんですよ。もともと松本さんのメディアでの発言に歩調を合わせることを『松本忖度』なんて言われていたことでもあるんですが、こうなると共演NGどころか、プライベートでも関わらないタレント、関係者も出てくるのでは」(放送作家)
松本の言う通り、とても円満退社に見えないのはたしかだ。西野はツイッターで「吉本興業と慎重に話し合いを進めています」と書き込んだその日のうちに、吉本側は契約終了の意向を固めたことが関係者の話で分かっており、「西野さんが何か契約を続ける条件みたいなものを伝えたのに、吉本は検討すらせず即、関係を終わらせた」との話も漏れ聞こえた。どう見ても、西野の言動が吉本を怒らせたようにしか見えないのである。
前出の放送作家は「当然、吉本と一心同体のテレビ局とか、吉本と深い付き合いのスポーツ紙、芸能マスコミもそれに従うんじゃないですかね」と言っている。実際、スポニチは2月1日、「キンコン西野、“三日天下” 怒りの吉本27日に契約終了決めていた」と、一連の顛末がまるで西野の敗北であったかのような強烈な見出しで話を伝えていた。
「これも一種の松本忖度でしょう。ワイドショーなんかでは、MCやコメンテーターが、『ただの退社だよね』とか『円満だよね』なんて穏やかな見方で話してましたが、これは業界みんなで即、西野バッシングになっているように見せないためでしかなくて、みんな内心、知ってますよ。吉本を敵にまわしたって」(放送作家)
その状況を他でもない西野も感じたか、契約終了後は態度を一変。記者を前に「ケンカしているわけじゃない。吉本が好き、芸人が好き、社員も好きです」と円満退社を強調して「会社ごとガン詰め」とは正反対の姿勢になっていた。放送作家は「彼はファンの前ではカリスマで堂々としてますが、実際には小心者っぽいところのある人なので、ビビったのでは。マネージャーと現場レベルで『ふざけんなよ・ごめんなさい』みたいに終わると思ったら、本当に吉本トップが怒ったと聞けば、怖いでしょうね。なにしろこの業界で一番ダメなのは“恩知らず”ですから」と話す。
西野はオンラインサロンや映画などの成功で億単位を稼ぎ出し、収入に困らない様子だが、最近ではその収益モデルが一部ネット上で「まるで詐欺師」「宗教やマルチ商法のよう」という批判も受けていた。
「電車賃がないからとウソをついてクラウドファンディングで十数万円集めたり、批判材料がそれほど拡散していなかったのも、これまでは壁として吉本があったおかげ。後ろ盾がなくなったら、これからは普通にマズいことはマズいと表になっていくでしょうね」(放送作家)
芸能界では近年、強大な大手事務所の力は独占禁止法にもなりうる存在として、監視の目が強くなってはいるが、とはいえ大手事務所が必死にタレントを売り出したり、守ったりしてきた事実は変わらず、そこを裏切るような態度を取れば白い目で見られるのはたしかだ。そもそも、内部に収めるべきLINEの会話の暴露は一般社会であっても信用を落とす話。「吉本ゴシップは基本NG」としていた芸能マスコミ間でも「西野はもうOKらしい」なんて話をしているのを聞けば、今回の騒動の影響が出てくる不安は拭えないだろう。