バレンタインチョコ0個だった同志たちへ... とある男子学生のメッセージに「まだまだ世界も捨てたもんじゃない」の声

2024年2月15日(木)19時14分 Jタウンネット

学生時代、バレンタインデーは筆者にとって暗黒の日だった。

妙に浮ついた空気に包まれた校舎。ソワソワする男子と女子。そして白目をむく筆者。

最初から勝負は決まっていた。というか、始まってすらいなかった。同じように、チョコとは無縁なバレンタインを過ごしてきた人もいることだろう。

だが2024年、同じ悲しみを背負いかけた若者たちを救う救世主が遂に現れた。

バレンタインチョコを貰えなかった同士へ
ご自由にお持ちください!
これで「チョコ貰えなかった...」ってことはなくなりましたね!!

そんな紙が貼られたロッカーに、チロルチョコやブラックサンダーが置かれている。

ありがたい......。これならチョコレート0の悲しみも紛れるだろう。家に帰って「チョコ貰った」と報告することもできる。

これが慈しみ。これが優しさ。慈悲深き救世主は、しかし、こうも述べている。

「ちなみに私は貰えませんでした☆」。涙が頬を伝う。こんなことがあっていいのだろうか。こんな、温かな心を持った人物がチョコ0個でバレンタインを終えるだなんて!

何か、何か救いはなかったのか。Jタウンネット記者は2024年2月15日、救世主こと「あっきー@チョコ配布ニキ」(@akki_kusn_1999)さんを取材した。

「謎の団結力が湧きました」

あっきーさんは、とある高等専門学校に通う男子学生。所属する学部は女子学生が極端に少なく、チョコを貰える確率は低い。

だからこそ助け合おうと思い、バレンタインにチョコを配ることにした。

昼休みの終わりに、自身のロッカーにチロルチョコ30個・ブラックサンダー20個・いちごのブラックサンダー20個を陳列。恋愛を連想させないために、「The・義理」と感じられるものを選んだ。

とはいえ、実際に受け取る人はいないはず。そう思っていた。しかし、3時間後に確認しに行くと......。

大好評でお菓子はほぼ無くなっていた。「『こんなに仲間がいるんだ...!』と感じ謎の団結力が湧きました」と、あっきーさんは振り返る。

そして、お返しまでくれた人もいたそうだ! よかったーーーーー!!!!!!!!!!

多くの学生を救ったあっきーさんの優しさに、Xユーザーからは7万2000件を超えるいいね(15日時点)のほか

「優しい世界すぎる ホワイトデーたくさん貰ってほしい!!!」
「まだまだ世界も捨てたもんじゃないなってそう思えるよ」
「最高やん...この人に良いことがおきますように」

といった声が寄せられている。反響を受け、あっきーさんは次のようにコメントした。

「正直ふざけて用意してあげただけなのでこんなにXユーザーの方々から反応して頂けるとは思っていませんでした」
「とても賞賛の声が多く嬉しく思います。バレンタインに少しでも多くの人をSNSを通じてほっとさせてあげられたら何よりと感じました!」

Jタウンネット

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