清野菜名「119エマージェンシーコール」で駆け出し時代の夢にリベンジ!

2025年2月16日(日)6時0分 大手小町(読売新聞)

119エマージェンシーコール(フジテレビ系) 月曜午後9:00横浜市消防局で119番通報を受ける指令管制員・粕原雪(清野菜名)や兼下睦夫(瀬戸康史)らの奮闘を描く職業ドラマ。困難な状況にチームで立ち向かう中、それぞれが抱える葛藤や問題をも乗り越え、成長していく群像劇でもある。

清野菜名さん

消防局の通信指令センターが舞台の「月9」ドラマで、主人公の新人指令管制員・雪を演じている。「指令管制員という職業がどういうものなのか、このドラマを通してしっかりと伝えていけたらいいなと思います」

本作で描かれる指令管制員は、市民から119番通報を受けて迅速・適切に必要な情報を聞き出し、消防救助隊員の現場出動につなげる重要な役割を担う。通報者が興奮し、混乱している場合も多く、落ち着くように呼びかけながら、時には救急車が到着するまで、病人やけが人に心臓マッサージなどの応急措置をするよう促すこともある。

出演に際し、実際に働く職員の話を聞いたといい、「119番に電話をかけてきた方の声だけを聞いて、声だけで誘導していく難しさを感じました」と話す。雪はかつて家が火事になった際、自分で119番通報をし、指令管制員の声に助けられた過去を持つ。「最初は銀行員だったのですが、幼い時の経験から管制員を目指し、夢をかなえた行動力のある女性です」と、役柄を説明する。

数々の名作ドラマを生み出した「月9」で、初出演にして初主演。これまで多くの連続ドラマで主演を務めてきたが、意外にもゴールデンタイムでは初めてだ。「素直にうれしい。実は20代前半の頃に月9のオーディションを受けたことがあって。30歳になって最初のドラマで夢がようやくかない、とても光栄に思っています」

作中でも出てくるいたずら電話は、現実社会でも問題化している。「本当に困っている人に救助がまわらない。そんな119番の問題も伝えていきたい」と話していた。

Q.憧れの女優は。

A.映画「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチです。愛知から上京し、高校1年の時に、たまたま作品を見て。「私も強い女性になりたい」って、アクション養成所に通い始めました。

Q.その後、アクション女優としてブレイクしましたね。

A.女優の仕事につながっていくなんて、当時は全然思っていなかったんです。実際にどんどん作品で生かせることができて、すごくうれしかったです。

(文・読売新聞文化部 小林直貴/写真・今利幸)

プロフィル清野 菜名(せいの・なな)1994年10月14日生まれ。愛知県出身。主演映画「東京無国籍少女」などのアクションシーンで注目される。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、日本テレビ系「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」、映画「キングダム」シリーズなど出演多数。

大手小町(読売新聞)

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