『フードテック官民協議会・令和5年度未来を創る!フードテックビジネスコンテスト』2月3日(土)本選大会開催結果のご報告

2024年2月19日(月)14時0分 @Press

株式会社NTTデータ経営研究所は、令和5年度新事業創出・食品産業課題解決プラットフォーム運営・調査委託事業のうち、フードテック官民協議会運営等委託事業における「フードテック官民協議会」事務局支援を担っています。

昨年度に引き続き、「フードテック官民協議会(※1)」では、フードテック(※2)の認知度向上と本分野における新ビジネスの創出を目的とした「令和5年度 未来を創る!フードテックビジネスコンテスト」の『本選大会』を、2月3日(土)に来場型会場(東京ミッドタウン八重洲カンファレンス)とオンラインにて開催しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/385322/LL_img_385322_1.jpg
出場者集合写真

開催レポート
https://foodtech-evolve.jp/business-contest/r05bc_report

本コンテストは、フードテックの認知度向上と本分野における新ビジネスの創出を目的に、フードテックを活用した社会課題を解決するアイデアを公募し、事業化を支援する取り組みです。今回は、計12名のファイナリストが本選大会にて公開プレゼンテーションを披露し、最優秀賞・優秀賞・特別賞を決定いたします。

本選大会出場者には、ベンチャーキャピタル、食品大手、流通など様々な分野の審査員による事業のアドバイスを実施するほか、受賞者にはベンチャーキャピタル等とのマッチングを実施し、資金調達や起業に向けた情報収集、ネットワーク構築の機会を提供いたします。また、本ビジネスコンテストの賛助団体より副賞が贈呈されます。

(※1)農林水産省は令和2年10月に、食・農林水産業の発展や食料安全保障の強化に資するフードテック等の新興技術について、協調領域の課題解決や新市場開拓を促進するため、民間企業、研究機関、行政から成る「フードテック官民協議会」を設立。

(※2)フードテックとは、持続可能な食料供給や、美味しく、文化的で健康的な食生活を通じた高いQOL(Quality of Life)を実現する次世代のフードシステムを構築する上で欠かせないキーテクノロジー。


≪『令和5年度 未来を創る!フードテックビジネスコンテスト』本選大会結果≫
■実施日
2024年2月3日(土)13:00〜16:30

■会場
東京ミッドタウン八重洲カンファレンス(東京都中央区八重洲二丁目2番1号)

■登壇者とビジネスプラン(登壇順、敬称略)
【アイデア部門】
Edu MEAL:食事と連動した動画配信による食育サービス
金沢 恵子(神戸情報大学院大学)
子どもたちの日々の食事に関する動画を提供、食を理解し楽しむ力を高めるための食育サービス。実体験と連動した動画教材で子どもたちの好奇心や探究心を引き出す。日々の食事と連動した動画はAIを活用して制作し「動画版・食の百科事典」を実現する。

多様化する消費者の嗜好に合った農産物を提案するAgriColor
齋藤 典之(合同会社ノーエン)
育ってきた環境=天気に大きく左右される農産物の味を気象データの色で表現し、多様化する消費者の嗜好に答えるサービス「AgriColor」。生産者は商品の付加価値を高めることができ、フードバリューチェーンに関わる全ての人たちがハッピーな仕組みを構築する。

「棚田ポニックス」(循環型施設園芸) 低投資、高収益、脱炭素型食料供給システムの実現
遠崎 英史(株式会社プラントフォーム)
アクアポニックス導入で中山間地の休耕田を有効活用し、IoTで高齢化社会の労働力不足を補う新たな農業形態を提供、持続可能な食糧生産システムを実現。さらに有機肥料水耕栽培により自然環境保護を促進、エネルギー消費を抑制し環境問題とエネルギー問題にも対応する。

3Dフードプリンターとロボット・AIによる新サービスモデル
本多 隆史(ミツイワ株式会社事業推進部)
現在の3Dフードプリンターでは対応できない「煮る」「焼く」等の2次加工、「配膳」等の次工程を、協働ロボで対応しフードサービス業での新しいビジネスモデルを構築。造形の安定化や、AIで個々の健康状態に合わせた調整を行い、次世代の調理器として完成させる。

もったいない文化×センサー技術×AIによる食品ロス問題解決
南 俊輔(グロービス経営大学院)
食品ロス問題解決のため一般消費者の意識を底上げするソリューション(センサー付ディスポーザー)を提供。食品ロスの約半分は一般家庭で発生しているため各家庭でのロス量定量可視化により、もったいない意識を呼び起こし、行動変容のきっかけをつくり問題解決を図る。

【ビジネス部門】
47都道府県 究極フルーツの食ブランド「ひとくちチョコレート」
荻曽 友貴(株式会社HITOKUCHI)
食感を極めた果肉まるごと「不知火」(熊本産)、和製グレープフルーツ「河内晩柑」(愛媛産)、幻の黒いちじくビオレソリエス(佐賀唐津産)など国産の旬で希少な幻のフルーツだけで作るフルーツチョコレートを「JAPANブランド」として販売、日本ファンを増やす。

プラットフォーム微生物「DSE」によりあらゆる環境で植物の生育を実現する
風岡 俊希(株式会社エンドファイト)
多種多様な植物の根に共生し、植物のストレス耐性(耐暑性、耐寒性、病害耐性、干害耐性等)向上や有機体窒素・リン酸吸収促進、花芽形成促進、土壌のCO2排出量削減ができる微生物(DSE)を用いた培土・苗を販売。ライセンス事業も行い、技術の加速度的な実用化及び普及を推進する。

キノコ革命〜コーヒーから始まる循環型キノコ栽培〜
倉橋 大希(RE:ARTH)
私たちの生活や未来をもう一度見つめなおし「より良い明日を切り開く」ために「もったいないを少しでも減らす」ことを目的に取り組む、廃棄率99.8%のコーヒーカスを使ったキノコ栽培「キノコ革命」。この活動を全国のきのこ生産者に広め、循環型社会の形成に貢献する。

3D 解析技術と農業特化型 LLM を用いたデジタルツイン農業
佐々木 佑介(株式会社きゅうりトマトなすび)
データ取得と解析、3D解析技術によって圃場の詳細な生育状態の把握や収穫予測等を行い、取得したデータと過去の情報や膨大な文献を基にした独自のLLM技術を活用し実用的なフィードバックを提供。現実とバーチャルの融合により農業の効率化と最適化を実現する。

未利用食品を新たな食品へと生まれ変わらせる“粉末技術”
中村 慎之祐(株式会社グリーンエース)
日本で年間200万トンの野菜、食品工場では120万トンの食品廃棄を解決すべく、色や香り、栄養成分を保持したまま野菜を粉末化する技術を開発。野菜粉末での食品開発と販売および食品加工残渣を活用した新たな商品作りを企業との共創事業でフードロス削減に挑む。

魚病早期診断システム「UMIDaS」
平林 馨(株式会社ストラウト)
効率的なタンパク質供給源である水産養殖が世界で注目される中、現代の養殖業は気候変動による水温上昇や、魚病発生増加の課題に直面している。魚病をAI/IoTで早期検出する技術開発により「発生後対処」から「予防」に意識を変え、養殖生産能力の改善を目指す。

ハウスの可視化を加速するSustagram Farm
山口 孝司(AGRIST株式会社)
農業自動化パッケージ「Sustagram Farm」に生産(収量予測)と販売(需要予測)データを統合したAI農業プラットフォーム「AGRIST AI」を搭載、サプライチェーン全体を連携し収益最大化と脱炭素推進を支援。効率的な経営判断を可能にし、持続可能な農業を促進する。

■審査結果
それぞれのプレゼンテーションに審査員による質疑応答が行われ、別室での審査を経て下記の通り各賞が発表されました。

【最優秀賞】
ビジネス部門 風岡 俊希さん/プラットフォーム微生物「DSE」によりあらゆる環境で植物の生育を実現する
アイデア部門 遠崎 英史さん/「棚田ポニックス」(循環型施設園芸) 低投資、高収益、脱炭素型食料供給システムの実現

【優秀賞】
ビジネス部門 山口 孝司さん/ハウスの可視化を加速するSustagram Farm
アイデア部門 南 俊輔さん/もったいない文化×センサー技術×AIによる食品ロス問題解決

【審査員特別賞】
中村 慎之祐さん/未利用食品を新たな食品へと生まれ変わらせる“粉末技術”

■フードテックビジネスコンテスト開催レポート
当ビジネスコンテストの開催レポートは、こちらのページを御覧ください。
https://foodtech-evolve.jp/business-contest/r05bc_report


■お問合わせ先
当ビジネスコンテスト本選に関するお問合わせ
株式会社パソナ農援隊 地域創生事業部
TEL : 03-6734-1260
E-mail: foodtech@pasona-nouentai.co.jp

報道関係者お問合わせ
株式会社パソナグループ広報部 担当/山形
TEL : 03-6734-0215
E-mail: p.kohobu@pasonagroup.co.jp

本事業に関するお問合わせ
株式会社NTTデータ経営研究所
フードテック官民協議会事務局 新見・村上・橋本・幅谷
E-mail: foodtech-council@nttdata-strategy.com


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プレスリリース提供元:@Press

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