怪談で有名な観光地(島根県松江市)の土産はこうなる。コレが何かわかる? ヒント「耳なし芳一」

2025年2月20日(木)12時0分 ロケットニュース24

お土産はその地域の特色をあらわすものだ。地域で獲れる畜産、海産、農産物などを原料に、それらの加工品やお菓子などが駅や空港で売られている。私(佐藤)の地元、島根県松江市でも駅に行けば、それらを見つけることができる。

最近帰省したところ、昔から売られている地元の定番商品と並んで、松江市ならではのモノを見つけてしまった。それは怪談にゆかりのある松江らしい商品だ。コレが何かわかるかな?

・怪談ゆかりの土産
見た目だけではわかりにくいので、いくつかヒントを出そう。第1ヒントは松江市にゆかりのある歴史的な作家。といっても、有名作家は1人や2人ではないので、これだけじゃ難しいかな。

第2ヒントは帰化した外国人。生まれはギリシャである。だいたい想像がついたかな? ちなみに出生名はパトリック・ラフカディオ・ハーンである。

もうわかるかな? 第3ヒントは彼の代表的作品、「耳なし芳一」である。

もうわかっただろう。では皆さん、一斉に回答をどうぞ!

せ〜の! 「耳」。この写真は耳をかたどったクッキーで〜す!

先に挙げたヒントの人物は「怪談」で知られる小泉八雲。1890年に来日して91年まで松江で過ごした八雲は、松江の士族の娘、小泉セツと結婚。彼が松江で過ごした家は現存しており、国の史跡に指定されている。八雲は松江にゆかりのある人物で、古くから彼にちなんだ土産物がいろいろ販売している。

たとえば、以前松江駅の土産物店で購入した「ほういちの耳まんぢう」もそのひとつ。

それもかれこれ9年も前のことで、近年は見かけなくなったのだが、久しぶりに帰省して駅の商業施設「シャミネ」に行ってみると、芳一に関する新商品を発見してしまった!

この2つがその新商品である。いずれも芳一の耳をイメージしたクッキーである。

こちらは筒耳クッキー(税込648円)。

このイラストは芳一か? 耳があるように見えるのは気のせいだろうか。そして全身にお経が記してあるのかと思ったら、「アンボナール」の文字。これは製造元の洋菓子店の名前だな。

中には大きな耳クッキーがひとつと……。

色違いの小耳クッキーが3種類入っている。

小耳? ということは、これで挟むと「小耳に挟んだ」ということになるな、うん。別のクッキーを小耳に挟んでみたぞい!

もうひとつの方は、串に刺さった「怪談アイシングクッキー」(税込756円)だ。デカい!

そして血の表現が生々しい! ハロウィンならまだしも、何もない時季にコレを見ると、一瞬ギョッとしてしまう。

ちなみに裏面は無地です。怪談クッキーはこのほかに、ろくろ首のものも販売していた。

実はこの商品は昨年、小泉八雲の怪談が発売されて120周年を記念して作られたものなのだとか。驚きの見た目ではあるけど、味は心が和むような優しい甘さでした。

松江市は怪談、お隣の境港市なら妖怪(水木しげる先生ゆかりの地)、出雲市なら神様(出雲大社)。山陰には他の地域にない変わったお土産がいろいろあるので、機会があればぜひ訪ねて頂きたい。

参考リンク:Instagram @__unbonheur__
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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