戦場カメラマン渡部陽一、映像作品を初監督! 戦地ではなく「山形の女性」を撮る 

2018年2月26日(月)16時30分 Jタウンネット

皆さんは、戦場カメラマンの渡部陽一さんを覚えているだろうか。


物腰柔らかでゆったりとしたしゃべり口がお茶の間に好評だった渡部さんだが、今回なんと、山形で「ものづくり」に従事する女性たちをPRする動画の監督を務めたのだという。一体どんな動画になっているのだろうか。


山形県のものづくりを支える「ものの婦」たちを映し出す


2018年2月26日に公開された、「ものの婦」と題されたこの動画では、山形県のものづくりを支える女性職人を描いている。女性職人たちが日々情熱を持って、ひたむきに戦い続ける姿を現代社会における「武士(もののふ)」と捉えたところから、「ものの婦」という名前となっている。


動画内には、杜氏の夫を持つ長沼真知子さん、剪定鋏職人として奮闘する小木曽千鶴さん、手織緞通(だんつう)職人である森谷りう子さん、山形カシオでマイスターの資格を持つ松枝ゆかりさんと土井直美さんの5人が出演。それぞれ、真剣に作業にいそしむ姿が収められており、目つきは鋭く、見ているこちらも思わず黙り込んでしまうほどだ。


渡部さんにとっては初めての映像作品の制作となり、総監督のみならず撮影やインタビューなども担当した。被写体の近くで臨場感を求める撮影を行っており、完成した鋏の光沢やじゅうたんの美しさが引き立っているのも目を引くところだ。


今回の撮影について、渡部さんはインタビューの中で、


「特に印象に残っているのは、私はモノを作りたかった、という非常にシンプルな言葉です。モノを作りたいから、私はここで暮らして、家族の時間を大切にしていると。 僕だけでなく、日本のどの地域の方も、日常の中で本当に大切なことってなんだろう、大切にしたいと思っていることってなんだろうって考えることがあると思います。そんな不安を取り払い、温かい期待を抱かせる魅力が、山形にはたくさんあると感じました」

と語る。そのうえで、


「今回僕が出会った『ものの婦』の映像から、山形の一番の魅力である、そこで暮らし、生活している方々の温かさに触れていただけたら嬉しいですね」

と、メッセージを述べた。


公式ホームページのURLはこちら。

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