2023年7月に会社を定年退職し、11月からアルバイトをした場合。2024年に確定申告は必要?

2024年3月1日(金)20時30分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。定年退職してアルバイトをしている人の確定申告について、年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:7月に会社を定年退職し、11月からアルバイトをした場合。2024年に確定申告は必要?

●今回は編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。
「2023年7月で65歳になり定年退職し、老齢年金をもらい始めた。その後、2023年11月からアルバイトをした場合、2024年に2023年分の確定申告は必要なのか?」

A:老齢年金をもらいながら働く場合、一定以上の収入があれば確定申告は必要

このケースでは、老齢年金額がわかりませんが、アルバイト収入があります。老齢年金をもらいながら働く場合、一定以上の収入があれば確定申告は必要となります。一般的には公的年金等の収入が400万円以下で、年金以外の雑所得やアルバイトの給与所得が20万円以下(給与収入なら75万円以下)なら確定申告は義務付けられていません。
ただし、一般的には、公的年金収入があったり、会社員時代の収入、アルバイト収入もある場合は適用される所得控除を受けられていないなど、所得税が多く引かれている可能性もあります。
このケースでは、退職した年の所得も含め、所得税を精算するためには確定申告を検討したほうがいいでしょう。詳しくは、税務署に確認してみましょう。
文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士)
銀行員、税理士事務所勤務などを経て自営業に。晩婚で結婚・出産・育児した経験から、日々安心して暮らすためのお金の知識の重要性を実感し、メディア等で情報発信を行うほか、年金相談にも随時応じている。
(文:拝野 洋子(ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士))

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