「他人の口臭が気になった」7割超が経験、タバコや食べ物よりも気になるニオイは?
2025年3月10日(月)10時24分 マイナビニュース
シックスセンスラボは3月5日、「他人の口臭」に関する調査結果を発表した。調査は2025年1月17日〜1月24日、30歳以上69歳以下の女性331名を対象にインターネットで行われた。
○他人の口臭が気になったことがある人は7割超
「他人の口臭について気になった経験はありますか?」と質問したところ、7割を超える人が「ある」と回答した。
年代別にみると、若い世代ほど、他人の口臭が気になる割合が高いことがわかった。その理由としては、時代が進むとともに「臭い」についての関心が高くなっていること。また若い世代ほど、口臭を感じやすいシーンに接することが多いのかもしれない。
○他人の口臭の感じ方、コロナ禍とは関係していない?
「コロナ禍の時期と比較して、他人の口臭を感じることが増えたと感じますか?」と質問したところ、増えたとの回答は15%程度に止まり、逆に1割強の人が、減ったと答えている。コロナ禍期間中はマスク着用が多かったものの、会話が少ない等で口内環境が悪くなり口臭を増やすことがあったのかもしれない。
増えたという回答を年代別でみると、30代前半と60代後半では8倍の開きがあった。世代間の臭いに対する意識の違いが大きな理由と考えられる。
○気になる口臭の種類
「他人のどのような口臭が気になりますか?」と質問したところ、「虫歯や歯周病のようなニオイ」が55.7%と最も多い結果に。次に多かったのは「タバコのニオイ」で53.2%、「食べ物のニオイ」が46.4%と続いた。口内環境、タバコ、食べ物が「気になる口臭の3大原因」という結果になった。
年代別にみたところ、ほとんどの要因で年代ごとの大きな傾向の違いは見られなかったが、「体調不良が原因」と感じる人が高年代ほど多い傾向にあった。
○他人の口臭が気になったとき、どのように対処する?
「他人の口臭が気になったとき、どのように対処しますか?」との質問では、その場で指摘するという回答は8%程度に過ぎず、口臭という一般的にネガティブなことをその場で指摘することの難しさがうかがい知れる結果となった。
距離をとる、会話を短く、息をこらえるなどの回答は年代別で大きな違いはなかったが、その場で指摘するという回答が40代後半で4人に1人と特に多い結果となった。
○家族やパートナーには「指摘する」人が多い?
「家族、パートナー、友人、職場の人それぞれの口臭が気になったとき、指摘しますか?」と質問した。「必ず指摘する」「状況によっては指摘する」という回答を合わせると「家族・パートナー」で多く、「友人・職場の人」では少なく、大きな差があった。
年代別にみると、家族やパートナーへの指摘は高年代の人で割合が高く、友人や職場の人への指摘は若い年代で割合が高くなっている。
○他人の口臭が気になるタイミング
他人の口臭は「おしゃべり中に気になる」との回答が圧倒的だった。また、沈黙していると思われるエレベータの中や、通勤途中でも感じる人がいるとわかった。
年代による大きな傾向の違いは見られなかったが、「食事中」との回答は若い年代に多かった。他人との「おしゃべりをしながら食事する機会」が多いからかもしれない。
○他人の口臭が気になるとき、どのような感情になる?
他人の口臭が気になるとき、「不快に感じる」という、はっきりとした感情の変化を表す回答が多い結果に。また3人に1人は「気まずい」と答え、口臭がお互いにとってマイナスになることをあらわしている。
それぞれの回答で年代による大きな差はなかったが、イライラするというもっともはっきりした気持ちは、若い年代ほど多い傾向にあるようだ。
○他人の口臭についてのエピソード
最後に、他人の口臭についての体験やアドバイスを求めたところ、「虫歯か、病気か? まず歯科に行ってみましょう!」「彼氏の口臭がきつかったので、歯医者の受診やクリーニングを勧めました。多少改善されていると思います」「マウスウォッシュでずいぶん変わった」「自分がマスクをすることで他人の口臭も防げるし、自分の口臭も少なくできる」「こまめな歯磨きやマウスウォッシュで改善できると思う」「パートナーにしっかり歯磨きしてフロスしてもらったら口臭が軽くなった」といった回答が集まった。