年金は120万円、パート年収130万円の場合、確定申告は必要ですか?

2024年3月11日(月)20時30分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年金は120万円、パート年収130万円の場合、確定申告は必要ですか?

●今回は編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。
「60代で年金は120万円、パート年収130万円で働いている場合、確定申告は必要?」

A:パート年収が75万円を超える場合には、一般的に確定申告が必要となります

老齢年金額が年間400万円以下の人、パート収入などの公的年金等に係る雑所得以外の所得が年間20万円以下の人は、確定申告は不要です。これを「確定申告不要制度」といいます。
例えば、パート収入などの給与収入がある人の場合、確定申告不要制度の対象になる年収(給与所得が20万円以下)は、75万円以下(20万円+給与所得控除55万円)となります。したがって、年金が400万円以下であっても、パート年収が75万円を超える場合には、一般的に確定申告が必要となります。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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