ワインに合う! アウトドアブランド「パタゴニア」の缶詰を食べてみた

2020年3月12日(木)10時50分 食楽web


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「パタゴニア」といえば、言わずと知れた有名アウトドアブランドですが、そんなパタゴニアが、食品事業を展開していることをご存知ですか?

 パタゴニアの食品事業「パタゴニア プロビジョンズ」は、環境を再生する農業や漁業をサポートすることで、地球を救おうと展開されています。ビールやオーガニックのスープなど、そのラインナップは多種多様。

 人にも地球にも優しいこのパタゴニアの食料品のなかから、ワインとのペアリングにもぴったりな3種類の缶詰をご紹介しましょう。

海の恵みをワインのおつまみにアレンジ


「ムール貝オリーブオイル漬け」(各993円・税込)は120g入り。BPA、PVC不使用で常温保存が可能

「ムール貝オリーブオイル漬け」は、スモーク、レモンハーブ、ソフリットの3種類が揃います。この缶詰を製造しているのは、1892年創業の家族経営の缶詰会社「コンセルパス・アントニオ・ペレス・ラフェンテ」で、スペイン西部の沿岸の海で養殖されたムール貝のみを使用しています。ちなみに、このムール貝はEUオーガニック水産養殖認証のお墨付きです。

 ムール貝はプランクトンを食べて海水をろ過しながら早く成長する貝で、環境へのダメージが少ないそうです。オイルにも旨みが凝縮されているので、バゲットに載せたり、パスタに混ぜたりといった使い方ができます。


メルシャンのドメーヌ・カズ オーガニックワインの体験会では、パタゴニアの食料品を使った料理が振る舞われた。写真左上が、「ムール貝オリーブオイル漬・レモンハーブ」を使用したライスサラダ

 缶詰とはいえ、身は肉厚で、缶詰にありがちな臭みは一切感じません。程よい塩気は白ワインのお供にぴったりです。

 白ワインに合うといえば、スペインのサントーニャで捕れたサバを使った「サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬」もおすすめ。そのまま食べるのはもちろん、ちょっとしたアレンジを加えると、来客へのおもてなし料理にも変身します。


「サントーニャ・サバ・オリーブオイル漬」は3種類のフレーバーが選べる

 サバの旨みもきちんと感じられ、それでいて臭みはまったく感じません。サバ缶といえば水煮や味噌煮の缶詰のイメージが強いですが、洋風のサバ缶ならではの楽しみ方を見つけてみましょう。


レモンケイパー味のサバのオリーブオイル漬けとポテトを使ったオープンサンドを試食

ヴィーガンでない人にもおすすめしたいチリビーンズ


左奥が「オーガニック・レッド・ビーン・チリ」(734円)、右奥が「オーガニック・ブラック・ビーン・スープ」(734円)

「オーガニック・レッド・ビーン・チリ」は、赤いんげん豆、ウズラ豆、トマト、にんじん、スパイスなどが入った乾燥タイプのチリビーンズです。お湯に加えて1分間煮込み、フタをして9分待てば完成します。

 もちろんオーガニック認証されたこちらの食品は、遺伝子組み換えの大豆は不使用。肉類や乳製品も使っていません。マメ科の植物は、成長するにつれ空気中の窒素を土の中に送る働きがあるので、土を健康な状態に保ちます。さらに、土の表面の水分だけを使って育つので、ほかの作物により多くの水分を残すという特性もあるんです。

 そんな大豆を使用したチリビーンズは、カナッペにして赤ワインのお供にするといいでしょう。辛みを感じない分、豆の旨みがきちんと引き立った一品になっています。


オーガニック・レッド・ビーン・チリにオリーブとココナッツをトッピング。豆の味がしっかり感じられる優しい味わいに仕上がっている

「オーガニック食品って高いだけでそんなにいいものなの?」と思っている人もまだまだ多いと思います。しかし、「SDGs(持続可能な開発目標)」を取り入れた企業の製品を選ぶだけで、未来のことを考えるきかっけになるかもしれません。

 人と地球に優しいだけでなく、きちんと味のクオリティも保証されているのが、パタゴニア プロビジョンズの強みです。まずは食べることから環境問題に取り組んでみませんか?

●DATA

パタゴニア プロビジョンズ

https://www.patagoniaprovisions.jp

●著者プロフィール

今西絢美

編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。

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