白川郷の春夏秋冬を「1枚の作品」に 制作期間4年の力作に反響...撮影者の思いを聞いた

2020年3月16日(月)18時0分 Jタウンネット

ツイッターで話題になっているハッシュタグ「#しれっとすごいことを言う見た人もやる」。その多くが投稿者がこれまでにやった「すごいこと」をアピールする内容だ。


ツイッターユーザーのinoue1024(@inoue1024)さんが呟いた「すごいこと」は、岐阜県の白川郷合掌造り集落の四季をテーマにした作品だ。


季節ごとの白川郷を似たような画角で撮影。4枚の写真を違和感がないように並べて作り上げたのが、こちらの一枚になる。


向かって右から、春・夏・秋・冬。季節によって木々が色を変えていく様子がはっきりと見てとれる。山を見ると分かるように、全体で見ると1枚の白川郷だ。


inoue1024さんによれば、仕事との兼ね合いもあり撮影には4年を要した。春のサクラを写りこませるため、このような順番になっているという。


他のユーザーからは、


「これはガチなカレンダー案件」
「とても美しいです!!感動いたしました」
「どの写真、季節もすごく魅力的だな」



といった声が寄せられている。


あえて次シーズンを待つことも


Jタウンネットは2020年3月12日、投稿者のinoue1024さんに詳しい話を聞いた。


#しれっとすごいことを言う見た人もやる
4年間かかりました。白川郷の四季を1枚に。https://t.co/kQ5F8lZG9I pic.twitter.com/Xd8Vah0pKK
- inoue1024 (@inoue1024) March 7, 2020

inoue1024さんは富山県出身の40代男性。白川郷だけでなく、五箇山の合掌造り集落の四季も撮影し、ツイッターに投稿している。


白川郷・五箇山は自宅から2時間ほどで行けるため、カメラの練習がてらよく立ち寄っていたとのこと。四季を1枚に収めた観光パンフレットを見かけたことから、四季の撮影を始めたそうだ。


「休日と天候が合うときしか撮影にいけないのと、夏のイメージを撮りたくても黄色い稲穂になっていたり、冬を撮りたくても積雪がなかったりでタイミングが合わず、年数がかかりました」



白川郷の撮影に4年を要した理由をこのように話すinoue1024さん。撮影時期は、秋が06年10月、冬が08年1月、春が08年4月、夏が10年7月だ。対して、五箇山の撮影期間は約1年半だという。合成前の写真はinoue1024さんのブログで見ることができる。


inoue1024さんによれば、撮影はカメラの方向だけを合わせて行ったとのこと。そのせいで合成作業が大変だったといい、


「思っていた以上のズレが発生し、また次シーズンを待つことになったりしました。夏の撮影時には使用カメラを新しくしたため、さらに合わせるのが大変でした」



と話している。


15年ほど前にカメラを持ち始めてから、それまであまり興味の無かった地元・富山や、近くの白川郷が世界に誇れるレベルの風景地であることを知ったというinoue1024さん。このほかにも、北陸新幹線開業5周年記念の動画を制作、自身のYouTubeで公開するなどして、北陸の魅力を発信している。

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