企業ロゴの不思議。よく見ると、大文字と小文字が混在!隠された理由とは

2025年3月19日(水)11時0分 婦人公論.jp


(イメージ写真:stock.adobe.com)

会社のロゴをアルファベットで表記している企業は数多く存在しますよね。実はそのロゴをよく見てみると、「大文字と小文字が混在している」ケースが。見慣れた有名企業のロゴなど、当たり前になりすぎて気付いていない場合もあるかもしれません。一体どのような理由から、大文字と小文字が混在するロゴが出来上がったのでしょうか?

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2つの言葉が組み合わさってできた「SunTORY」のロゴ


有名どころでは、サントリーがあげられるでしょう。サントリーはロゴで表記すると「SunTORY」。「un」のみ小文字であり、その他が大文字になっています。

サントリーという名前は、太陽を意味する「Sun」と、創業者である鳥井信治郎氏の「トリイ」を組み合わせて作られたもの。「Sun」は英語表記の法則に則って付けられたため、一文字目の「S」は大文字、続く「un」は小文字で表記されることになりました。

次に「TORY」ですが、日本人の名前をローマ字表記する際に、姓と名を明確に区別させるときは姓を全て大文字にするという慣習が。「TORY」は苗字である「トリイ」から来ているため、慣例に習って大文字でつけられたそうです。

セブン-イレブン最後の「n」が小文字のワケ


セブン-イレブンも小文字を含んだロゴとして有名。普段からよく目にしているコンビニのロゴですが、実は最後の「n」だけが小文字になっています。

なぜ最後の「n」が小文字になったのか、正確な理由はわかっていません。有力な説が2つ存在しており、その1つは単にデザイン上の都合というシンプルなもの。すべてを大文字で表記するよりも、最後の「n」を小文字にすると丸みをおび、親しみやすい印象になるという理由です。

もう1つの説は、アメリカの商標が関係しているというもの。当時は「7-ELEVEN」といった「単なる数字の羅列」では商標登録がおこなえませんでした。そこで意図的に文法上の間違いを作り、「単なる数字の羅列」ではなく、デザインとして「7-ELEVEn」を登録したのではと言われています。

他にも「FUjiTSU」や「DANONe」など、意外と気づかないところに「大文字小文字混在ロゴ」はたくさん。普段から少し注視してみると、面白い発見ができるかもしれませんね。

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