「トイレ掃除は終業後、契約外の夜間出勤は無給。パートの残業代を『ゼロ』にしようと画策する店長がひどすぎる」(東京都・年齢性別不明)

2021年3月19日(金)20時0分 Jタウンネット

労働環境が劣悪だったり、あるいは職場での人間関係が上手くいってなかったりといった、いわゆる「ブラックバイト」。

読者の皆さんの中には、そうしたブラックなアルバイトに従事した経験がある人もいるだろう。

Jタウンネットがそんな「ブラックバイトの体験談」を募集したところ、読者から憤りの声と共に様々な投稿が寄せられた。

今回はその中から、いくつかのエピソードをご紹介したい。

まずは、神奈川県の30代女性Sさん(仮名)から寄せられた体験談。

Sさんが以前バイトをしていた棚卸し業者は、終業時間になっても、棚卸しが終わっていなければ終わるまで残業をさせられていたという。

「ある時は夕方の6時頃から翌日の10時過ぎまで、なんてこともざらでした。
そして、その日の夕方からまた出勤...繁忙期は家に帰って寝るだけな生活が多かったです」

正社員だとしても無茶苦茶な話だが、アルバイトの人材にここまでの残業をさせるとは......まさにブラックだ。

おまけに、Sさんの職場では上司や同僚からのセクハラも横行していたという。

Sさん自身も、わざと残業をさせられて移動用の車内で告白され、それを断ったら残業を無かったことにされたり、毎回同じ現場になると帰り道に家の方までストーカーしてくる人がいたり、といったセクハラ被害にあったという。

「スケジュールを作っている上司からは、飲み会で『わざと2人きりの現場にしている』といった旨の発言もされたり、他の人からは『いきなり上司から電話が来て食事の誘いだった』なんて話も聞きました。
社内のパソコンから個人情報を見て電話してきたようで、話を聞いた時怖くなりました」

残業も多く、おまけに職場の人間に無理やり交際を迫られたりストーカーをされたりと、およそ健全とは程遠い環境だったようだ。

Sさんがこのバイトを辞められて、本当に良かった......。

「終業」の後にも仕事があって...

続いて紹介するのは、東京都の某スーパーでバイトをしていたというKさん(仮名)からの投稿。

Kさんの働いていたスーパーでは、毎日1時間〜2時間ほどの無給残業が日常化していたというのだ。

「シフトの時間が終わったら、一旦タイムカードを切ってから仕事の残りを片付ける。それからでないと帰らせてもらえませんでした」(Kさん)

女性パートタイマーの仕事だったトイレの掃除も、タイムカードを切った後に行うよう指示された。それって、「仕事」じゃない......。

「とにかくバイトやパートタイマーの残業をゼロにすることを優先しており、残業代が欲しくてカードを切らなかったら呼び出され、『カード押し忘れ』の始末書(申請書)を書かされました。もちろん叱責つきです」(Kさん)

このほか、棚卸しの為に夜の出社を強制されたことも。

Kさんが「夫が単身赴任中で、園児の子どもだけで留守番はさせられないし、契約時には聞いてない業務だ」と訴えたものの、聞いてもらえなかったという。その上、強制されたその夜間出社は、無給だった。

これらはすべて、店長の指示で行われていたこと。劣悪な労働環境にうんざりしていたKさんは、最終的には、

「パートタイマーは時間を切り売りしてるのだから、無給労働しては意味がない」

という友人からのアドバイスを受けて決意を固め、そのスーパーのアルバイトを3か月で辞めたという。

Kさん、3か月間もお疲れさまでした......。

とんでもないアルバイトが、世の中にはあふれているらしい。

今は3月。もしかしたら、新生活に向けて初めてアルバイトを始めた、もしくは、始めようとしている、という人もいるかもしれない。

もし、初めてのバイトでご紹介したような体験をしたら、「バイトって、こんなもんなのか」とは思わないでほしい。

あなたの「ブラックバイト体験談」、聞かせてください

Jタウンネットでは、読者の皆さんの「ブラックバイトの体験談」を募集している。

もしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、アルバイトの職種とやっていた時期、具体的なエピソード(500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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