日産自動車と横浜国大、地域社会とモノづくりのイノベーション創出のため合意書を締結

2024年3月21日(木)11時45分 マイナビニュース

日産自動車と国立大学法人横浜国立大学(神奈川県横浜市保土ケ谷区)はこのほど、地域社会とモノづくりのイノベーション創出を目指した連携活動に関する合意書を締結した。
○日産追浜工場の課題解決で協力
この合意書は、2006年2月に横浜国立大学と日産が締結した組織的連携に関する覚書に基づくもの。今回は横浜国立大学工学研究院と日産追浜工場が連携した活動を行う。
両者は地域社会とモノづくりのイノベーション創出を目指し、日本が世界をモノづくりでリードしていくことに貢献するため、日産追浜工場の生産工程で生じた科学的研究課題の解決を、現場・現物・現実を大切にする心を育てながら、原理原則に基づいて追究していく。
合意内容は以下の通り。
(1)共同研究テーマの検討・実施
・両者が共同で研究を進めるにあたってのニーズ・シーズのマッチング拡大を目的とした相互の施設見学を含む交流会の実施
・学術的価値の大きな課題に対する共同研究のテーマの検討・実施
 
(2)実践的なモノづくり人材の育成機会創出
・横浜国立大学工学研究院による、日産追浜工場への技術指導、リカレント・リスキリング等の教育に資する助言・講演
・日産追浜工場による課題解決型授業等の新たな教育連携の企画・実施
日産追浜工場長の久松太久司氏は「追浜工場は、電気自動車をはじめ先進運転技術を搭載したクルマをいち早く生産につなげ、マザー工場として日産のクルマづくりをリードしています。今後、更なる次世代のクルマづくりの強化を目指すと共に、地域の活性化に貢献していきます」とコメント。
また、横浜国立大学工学研究院の研究院長である梅澤修氏は「この新たな産学連携プログラムが、イノベーション創出を目指す研究の発展や実践的人材の教育に大いに資することを期待しております。工学研究院では、『実践性』『先進性』『開放性』『国際性』『多様性』の涵養をスパイラルに駆動して、世界水準の教育研究を推進してまいります」と述べている。

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