セルフレジと有人レジ、両方あったらどっちを使う?
2025年3月21日(金)13時33分 マイナビニュース
SBペイメントサービスは3月18日、「セルフレジに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は1月20日〜2月7日、1年以内に実店舗にてキャッシュレス決済を利用した消費者2,178名、店舗運営従事者および店舗経営者568名を対象にWebで行われた。
調査によると、消費者のセルフレジの利用経験は94.1%、店舗のセルフレジの導入率は55.5%。
消費者に、セルフレジを利用したことがある店舗を尋ねたところ、「スーパーマーケット」(72.8%)、「100円ショップ」(56.0%)、「コンビニエンスストア」(37.8%)が上位に。また、セルフレジを導入してほしい店舗では、「薬局・ドラッグストア」(20.4%)が最も多く、次いで「病院・クリニック」(17.1%)、「飲食店」(13.2%)と続いた。
また、店舗でセルフレジと有人レジがどちらもあった場合、どちらを利用したいか尋ねたところ、「セルフレジを優先して使う」が41.7%、「状況によって判断して使い分けている」が38.2%という結果に。特に30代以下ではセルフレジを使う人が多い傾向にあり、「待ち時間が短い」「自分のペースでできる」「会計後に詰め直す手間がいらない」といった声が。一方、40代以上では状況によって判断して使い分けている人が多く、「たくさん買い物をする時は有人レジ、少量の時はセルフレジを使う」「子供連れの時は大変なので有人レジを使う」などの理由が挙げられた。
○セルフレジ決済手段トップ3は「クレジットカード」「PayPay」「現金」
また、店舗のセルフレジでよく利用する決済手段を尋ねたところ、1位「クレジットカード決済」(47.2%)、2位「PayPay」(43.4%)、3位「現金」(34.0%)、4位「楽天ペイ」(23.4%)という結果に。クレジットカードや現金以外に、QRコード決済の普及が進んでいるよう。
携帯電話のキャリア別で見ると、NTTドコモ系、KDDI系、楽天モバイル利用者は「クレジットカード決済」、ソフトバンク系利用者は「PayPay」が最多に。「PayPay」は、その他のキャリア利用者でも上位にランクインしている。
一方、事業者に、店舗のセルフレジでどの決済手段を導入しているか尋ねたところ、1位「PayPay」(41.7%)、2位「クレジットカード決済」(36.3%)、3位「楽天ペイ」(33.6%)、4位「現金」(32.9%)となった。
次に、店舗のセルフレジに導入してほしい決済手段を尋ねたところ、よく利用している決済手段以外に「交通系IC」「d払い」「WAON」などがあがった。一方、店舗が今後セルフレジに導入したいキャッシュレス決済手段では、多く導入されている決済手段の他に「楽天Edy」「交通系IC」「QUICPay」「iD」などがあがり、店舗側が多くの決済手段の導入を検討していることが分かった。