日本を代表する「そば県」は、長野に決定しました 全国で圧倒的な支持を集める

2019年4月5日(金)6時0分 Jタウンネット

「うどん県」といえば香川。圧倒的にうどんのイメージが強い香川県は、もはや他の追随を許さないといっても過言ではないだろう。


しかし、うどんではなく「そば」だったらどこになるのか。「わんこそば」(岩手)、「戸隠そば」(長野)、「出雲そば」(島根)といった日本三大そばを有する地域になるのか、それともダントツの生産量を誇る北海道になるのか。


Jタウンネット編集部では気になる「そば県」事情について、2019年3月8日から4月2日にかけて、都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数:2990票)。


はたして調査の結果は——。


過半数以上が「長野」と回答


今回の調査では、「そば県といえば、どこ?」との質問に対して、47都道府県の選択肢を用意。得票数順に表にまとめたものがこちらの図表だ。


調査の結果、長野県が1530票(51.2%)を獲得し、堂々の1位に輝いた。2位以下を大きく引き離し、確固たるそば県の地位を獲得した。正直、筆者としては「そば=長野」があまり結びつかなかったため、ちょっと驚きの結果だ。


以下、山形県が250票(8.4%)、島根県が187票(6.3%)と続いた。そばの生産量トップの北海道は、104票(3.5%)で6位とあまり奮わなかった。


それにしても、なぜここまで長野が圧勝する結果となったのか——。そのヒントを得るべく、Jタウンネット編集部は2019年4月3日、長野県農政部農業技術課の担当者に話を聞いた。


「長野県はそばの収穫量が全国で2位、作付面積も3位ということもあり、生産面で言っても全国的に多いんです。また、そば切り発祥の地として知られる塩尻市の本山宿もあり、そばを食べる文化に長い歴史があります」



と担当者。しかし、そうは言っても収穫量・作付面積ともに1位の北海道(農林水産省:「平成 30 年産そばの作付面積及び収穫量」より)を大きく引き離した原因はなんだったのだろう。


「そばにとっては水のよさとそばを打つときの温度も大事です。長野県ではそういった面も整っていると思います」



どうやら、この辺りにヒントがありそうだ。長野県にはそば粉の取り扱い最大手の日穀製粉もあり、日本三大そばの「戸隠そば」も有名だ。かねてより色々なそばを食べる文化があるのだという。


「一番は盛りそばだと思うんですが、上高地の近くではとうじそばも有名です。ぜひ長野県に足を運んでいただき、そばを楽しんでください」



そば県といえば、長野。うどん県に並ぶ地位を確固なものにする日も近いかもしれない。

Jタウンネット

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