小田原の地魚を味わうならココ! 漁港至近の人気店『ぎょギョ魚の三太郎』の鮮度抜群「アジ御膳」が素晴らしすぎる

2024年4月6日(土)10時50分 食楽web


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●小田原漁港『ぎょギョ魚の三太郎』のデカすぎ旨すぎ御膳を食べてきた

 20歳までは、寿司でも刺身でも、マグロやサーモンが好きでしたが、30歳を超えてから美味いと感じるようになったのはアジにイワシ、サバ、カツオなどのヒカリもの。なんで青魚ってあんなに美味しいの? 大人舌になってからの、たまらんご馳走です。

 そんな、好物のアジをたらふく味わえる店があると聞き、向かったのは小田原にある『ぎょギョ魚の三太郎』。早川漁港のそばにあり、まさに漁港から揚がりたて、とれたての魚を味わえるお店です。


JR早川駅から約徒歩10分の早川漁港からすぐの場所にある。店内はカウンター席、テーブル席など。2階には個室が

 地魚料理、地魚すしなど書かれた看板がある店頭には、色々な料理を写真付きで紹介。観光でここに来た人、どれにするか決めるのに時間かかるだろうな〜。と思うほど色々あります。寿司、定食、単品メニューなど幅広く、超腹ペコから小腹がちょっと空いているレベルの人まではもちろん、お酒メインでつまみに魚を、という人もいける、どんなシチュエーションでも対応可能な雰囲気です。

 店内は一人でも入りやすいカウンターから、テーブル席、個室などタイプ色々。おそらくだけれど、昼は観光客、夜は地元の人で賑わうお店だと思われます。


今回の狙いである、アジを色々食べられるセット「アジ御膳」(※価格は取材時の価格。現在は1980円)を発見。目指せ一人アジ祭り!

 店頭でもわかっていたのですが、席についてメニューを見ると、本当〜に色々ある! メニューだけではなく、パウチシートの独立したメニューが何枚も。これは目移りする〜。

 しかし今回目指すものは一つ。アジを色々食べまくる! ということで、決めたのは「アジ御膳」。アジの刺身、小鉢、きんめの煮付け、三色丼、そしてアジフライ・アジメンチ・アジ春巻きのいずれか1品がセットに。プラス550円出せば三色丼を握りに変えることもできます。

 ちなみにこの「アジ御膳」、ランチはキンメがつくのですが、夜はつかないので、ランチに食べに来る方がお得。そして今回は3つの中からアジフライを選択。アジの刺身、アジフライ、三色丼の中にもアジ、ということで、小田原名物、相模湾のアジを堪能しまくります!

刺身にフライに南蛮漬け! アジの魅力大爆発の「アジ御膳」トータル1206g!


「アジ御膳」1980円。数量制限があるので、大勢で行く場合は事前に電話予約がおすすめ

 目の前にやってきたのは、アジの刺身、キンメの煮付け、アジフライ、三色丼の他に、小鉢2つにお新香、味噌汁と皿数いっぱい。早速計測してみます。

 重さだけで言うと、刺身&ツマは124g、三色丼は547g、アジフライは128g、キンメの煮付けは148g、お味噌汁は167g、小鉢(アジの南蛮漬け)は47g、サラダは40g、お新香は5gでトータル1206g(全て器の重さは除く)。ちなみに三色丼の丼は直径13.5cm、高さは約10cm、キンメの幅は約14cm、アジフライは一番長い所で約16cmでした。

 この日の三色丼の魚はアジ、マグロ、ブリ。そしてお味噌汁の具はイワシのツミレ。ということで、アジの刺身、フライ、南蛮漬けに加えて、汁のイワシつみれのヒカリもの祭りです。


アジの刺身は透明感? 皮を剥いだ銀色のところもキラッキラ。鮮度の良さがわかる! フライは何もつけなくてもうまいっ!

 どれから食べようか悩むところですが、まずは刺身から。姿造りで出てきたアジは、顔を見ると目が澄んでいて、鮮度の良さがわかります。身もピンク色が綺麗で、透明感があります。醤油を少しつけて食べると、アジ特有のさっぱりとしつつもしっかりとした旨み、程よい脂が感じられます。薬味をつけなくても全然オッケー。プリっと口当たりもいい!

 そしてアジフライは、サクサクで、中ほろっほろ。こっちはむっちり濃厚な旨味を感じます。ソースとか塩とか、何もつけなくても美味しい。むしろ、何かかけて、アジ自体の味を消しちゃうのが勿体無いくらいです。アジに「私のために生まれてきてくれてありがとう〜」とお礼を言いたくなる美味しさです。


高級魚のイメージがあるキンメの煮付けに、喜びしかない三色丼。都内なら、3000円以上になるセットだと思われます

 普通なら、キンメの煮付け定食、などで煮付けとご飯、味噌汁、お新香セットとかになるような、主役をはるキンメが、名脇役状態。煮付けがあることで、旨辛の美味しさが味わえるのがさらに嬉しいポイントです。タレの味が染みたキンメは、脂がしっかり乗っていて、これで白ごはん2杯ぐらいいけそうな美味しさです。

 そして三色丼! 贅沢すぎてクラクラする美味しさです。マグロのねっとり、ブリのむっちり、アジのブリッと感、それぞれが、口の中でアピールしてくる! ご飯はほんのり酢飯。スター大集合みたいなセットです。もはや旅館の夕食ですか? 状態です。

 大根とコーンのサラダや、大根の浅漬け、イワシのツミレ入りのお味噌汁で口の中をリセットして、魚の旨みを存分に楽しみます。お味噌汁は日替わりで、この日イワシだったのも自分的にはすっごくラッキーでした。

 生のアジ、揚げたアジ、揚げて煮たアジ、酢飯に乗ったアジ、さらにキンメとかマグロとかブリなどトータル1.2kgですが、少しずつ味を変えられるので、全く飽きる心配がありまません。

まとめ


「定食の他にも、寿司や丼、コースなどもあります。握りの場合、1貫から注文できるものもあるので、気軽に寄ってください。小田原の魚の美味しさを楽しんで!」(店主の宇田津さん)

 テンションが高いまま、全ての料理を満喫しフィニッシュ! こんなにあって1980円! と言い切れるほど、お得感のある、アジ好きにはたまらないセットでした。

 1.2kg程度じゃね〜、という大喰いさんには、さらにボリュームのある、「地物の刺身盛り合わせ定食」や「大将おまかせコース」などもあるし、巨大なちくわ海老天が2本どーんと乗った「小田原お天”丼」なども。とにかくメニューが豊富だから、ここにくれば、その日小田原であがった美味しい魚が、良心的な価格とボリュームで味わえること確実です。

 ちなみに、小田原のアジの旬は4〜5月。1年で一番美味しい季節に味わいに行くのはいかがでしょうか? ヒカリもの好き、アジ好きにはたまらないセットでした!

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

店名:ぎょギョ魚の三太郎

住:神奈川県小田原市早川1-5-18
TEL:0465-21-3363
営:11:00〜14:00、17:00〜21:30(L.O.各30分前)
休:月曜(祝日の場合翌日)、火曜夜(予約のみ受付)

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