旬の“台湾パイナップル”は美肌の味方!浜内千波先生が教える「台湾パイナップルのちらし寿司」ほか3つの和食レシピ

2025年4月6日(日)10時48分 食楽web


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●春が旬!台湾パイナップルで作る浜内千波先生の和食レシピ3品を紹介します

 台湾パイナップルは春から夏にかけて旬を迎えます。甘みがあり、芯まで食べられ、日本でも春のごちそうとして人気が出ている食材です。

 そんな台湾パイナップルを丸ごと味わえる試食会が開催されました。場所は、浜内千波先生のスタジオ「ファミリークッキングスクール・ラボ」。そこで教わった浜内先生が提案するパイナップルを使った和食レシピ3品をご紹介します。

台湾パイナップルの魅力と和食に合う使い方をレクチャー


料理研究家の浜内千波先生

「みなさん、パイナップルどれくらい食べますか? 最近はカットパインのパックを買って召し上がる方も増えていますよね。月に1回くらい食べるかしら? 実はパイナップルは、女性にこそ食べてほしい食材なんですよ」(浜内先生)

 浜内先生も絶賛する台湾パイナップルは栄養の宝庫。ビタミンCが豊富で、ナイアシンやミネラルも含まれているので、女性が気になる美肌や美容にうれしい栄養素が含まれています。さらに抗酸化作用もあるので、ストレスを感じやすい現代人にこそ、おすすめの食材と言えます。


「台湾パイン」は生のままでも、フレッシュジュースでも

 日本のスーパーマーケットでは、1年を通してフィリピン産のパイナップルをよく見かけますが、春から夏にかけて人気上昇中なのが台湾産のパイナップルです。


芯まで食べられる完熟度が魅力

 完熟してから収穫するのが特徴で、パイナップル特有のピリピリとした刺激を誘発させるブロメライン(タンパク質分解酵素)が穏やかなので、酸味が少なく、甘みと香りが豊か。あのピリピリ感が苦手だという人は、一口食べただけで驚くほど、パイナップルの概念が覆される一品なのです。

テーマは和食とパイナップル

 今回浜内先生が選んだテーマは、和食。パイナップルというと中華料理や、エスニック料理のイメージがありますが、和食とどのようにマッチするのでしょうか。しかも、レシピのポイントは、“砂糖”を使わないという点。砂糖を使わずに作る酢飯は必見です。

「今回は砂糖の代わりにパイナップルを使います。酢飯は、甘味、塩味、酸味のバランスが大切ですが、パイナップルの自然な甘さと酸味で砂糖なしでもおいしく仕上がるんですよ」(浜内先生)

台湾パイナップルのちらし寿司


台湾パイナップルのちらし寿司

材料

・酢飯
ご飯……600g
パイナップルすりおろし……60g(ごはんの10%)
酢……大さじ2
塩……小さじ1

・鶏そぼろ
鶏ひき肉……100g
醤油……小さじ2
パイナップルすりおろし……大さじ2(30g)

・トッピング
パイナップル……100g
きゅうり……50g
茹で海老……60g
マヨネーズ……大さじ1/2
いりごま……大さじ2
大葉……5枚
ラディッシュ……お好みで少々

作り方

1.温かいご飯に塩、パイナップルすりおろし、酢を混ぜ冷ます
<point>パイナップルすりおろしはご飯の10%を用意。酢はパイナップルの酸味があるので、一般的な酢飯よりも少なめでOK。酢飯は、べちゃっとならないように混ぜすぎず、広げて少し冷ましましょう

2.鶏ひき肉にパイナップルすりおろし、醤油を混ぜて、600Wの電子レンジに4分ほどかける
<point>パイナップルはタンパク質を分解する力が強いので、鶏むね肉も簡単にポロポロのそぼろになります

3.パイナップルは1cm角、茹で海老も1cm角に刻み、マヨネーズを軽く混ぜておく。きゅうりは4mm角に刻みさっと熱湯にくぐらせる。大葉は1cm角に切り、さっと水洗いし絞る

4.酢飯に鶏そぼろ、いりごまを混ぜて器に盛り、大葉、海老、きゅうり、パイナップル、お好みでラディッシュの薄切りを散らす<point>マグロやサーモンなどお好みの刺身を用意してもOK

【豆知識】料理に使うパイナップルは2cm厚がおすすめ!


最初に葉の部分をもぎ取り、縦半分にカット

 パイナップルの切り方は意外と迷うもの。先ほども記述したように、台湾パイナップルは芯まで柔らかく食べられるので中をくりぬく必要がありません。まずは葉の部分を落としてから縦に半分にカット。そのまま2cm厚に縦切りにして、両端の皮を取り除きます。芯がないって、すごくむきやすい!

「薄すぎると味がぼやけ、厚すぎると繊維感が気になるので、2cmが一番おいしい厚さです」(浜内先生)

台湾パイナップルの白和えや浅漬けも絶品!

 今回のデモンストレーションでは、ちらし寿司のレシピを教えていただきましたが、試食タイムでは台湾パイナップルで作った白和えや浅漬けなども登場。特に白和えは、パイナップルとこんなに相性が良いのね!と感動した一皿です。こちらのレシピもご紹介しましょう。

台湾パイナップルの白和え

材料

◎材料
絹ごし豆腐……200g→130gほどに水切り
マヨネーズ……小さじ2
すりごま……大さじ2
パイナップル……100g
味噌……小さじ1弱
菜の花……50g
塩……少々

作り方

1.水切りした豆腐、すりごま、塩、味噌、マヨネーズをしっかりと混ぜる
2.パイナップルは1cm角に切る。菜の花は塩ゆでをして、1cm幅の小口切りにする
3.和え衣に具材を入れてざっくりと混ぜる

台湾パイナップルの浅漬け

材料

◎材料
パイナップル……200g
大根……160g
きゅうり……50g
人参……30g
新玉ねぎ……50g
生姜千切り……1かけ(10g)
塩……5g(小さじ3/4)

作り方

◎作り方
1.パイナップルは一口大の薄切りにする。新玉ねぎは薄切り、きゅうり、大根、人参は短冊切り、生姜は千切りにする
2.密閉袋に具材を入れ、塩をして混ぜ、空気を抜いて1時間くらい〜でいただける
◎翌日からさらにおいしくなじみます

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試食に並んだ台湾パイナップルのちらし寿司、白和え、浅漬けなど。黄色がとっても華やか!

 台湾パイナップルは、3月〜6月ごろまで、全国の有名百貨店をはじめ、「ピーコックストア」「京王ストア」「キッチンコート」などのスーパーマーケットでも流通しています(※一部店舗を除く)。

 この時期しか食べられない旬の台湾パイナップルをぜひ味わい尽くしましょう!

(撮影・文◎亀井亜衣子)

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