金沢人はみんな知ってる回転寿司『すし食いねぇ!』が超最高!「御三家」で唯一関東に進出していない北陸チェーンに行ってみた
2024年4月8日(月)14時30分 ロケットニュース24
回転寿司が好きだ。まずもって寿司が好きなのに、さらに気楽に食べられるところが良い。そんな回転寿司のメッカである石川県の金沢には「御三家」と呼ばれるグルメ回転寿司チェーンがあるという。
金沢の地元民に話を聞いてみたところ『金沢まいもん寿司』『もりもり寿し』はそれにあたるのだとか。この2つは東京にも店があるので私(中澤)も行ったことがあるのだが、最後の1つは初めて聞いた。
その名も『すし食いねぇ!』。金沢人はみんな知っているというこのチェーン。一体どんな店なのか?
・奥座敷
というわけで、行ってみることにしたわけだが、調べたところ2024年3月末現在『すし食いねぇ!』は金沢駅前にはない。1番近い店で隣の東金沢駅にある高柳店。まいもん寿司ともりもり寿しはガチ金沢駅近にあるため御三家の奥座敷のように感じた。
東金沢駅でおりると金沢駅のような観光オーラは皆無。コンクリートで縁取られた田園と大きい道路、広い空につまようじが刺さったみたいな電信柱は余所行きじゃない日本の田舎という感じ。大阪南部の田舎出身である私としては安心感を覚える風景だ。
・地元民であふれかえる店
どこまでも続くような道路を歩いていると、『すし食いねぇ!』の看板が見えた。真っ黄色の看板は遠くからでも分かりやすいが、鮮魚というよりどちらかと言うとファミレスみたいである。デザイン性より機能性重視なところが変に擦れてなくて良いな。
ご当地回転寿司に行きすぎて意味不明な点に感銘を受けてしまったが、店舗のデザインは思ったより近代的。四角い箱が浮いてるみたいな感じが遠目に見るとル・コルビュジエみたいだ。
それにしても……
駐車場がパンパンや。多分100台くらい停まってる。外の時点ですでに地元民人気が垣間見えるようだ。さらに店内に入ると広い待合スペースが家族連れやスーツの男性、はたまた若いカップルや女性グループまで老若男女で埋め尽くされている。
・メニュー
この時点で長時間待つことも覚悟したが、タッチパネルで受付したところ15分くらいで呼び出されたので、テーブル席待ちの人も多かったのかもしれない。カウンター席は見た目ほど待たなかった。広いだけある。
メニューは白身魚が充実している印象。鯛、すずき、ヒラメ、かれいなどから、はっかく、かさごなど都内回転寿司であまり見かけないようなネタもある。
・北陸を感じるネタの数々
がすえび(税込580円)やさばへしこ(税込430円)など、北陸と言えばなネタも取り逃しがなくバリエーションの豊富さを感じた。へしこってこんな味なんだなあ。臭いと聞いていたけど、奈良漬けみたいな酒み方向なので個人的には臭というより癖である。
ちなみに、へしこ自体はぬか漬けらしいのだが、その味の癖はネタにかけられた白板昆布との相性が良く、甘みはあるけどサラッとした醤油をかければ癖も少しなくなってウマイ。
・のどぐろのコスパが良い
さすが北陸に密着しているだけあって濃厚な地元みを感じる。まあ、東京から来たから余計にそう思うのかもしれないけれど。そんなリアルなメニューの中で個人的に最も良かったのは、のどぐろ軍艦。残り1つのところをギリギリ注文できたこの軍艦は……
なにせ安かった。
これだけのどぐろがモリモリで2貫あって税込490円は凄い。売り切れるのもさもありなんのコスパである。ちなみに、のど黒握りは2貫で税込770円とこちらは普通だが、それでも観光客狙いの店に比べると安い気がする。
なお、公式サイトによると、そんな『すし食いねぇ!』は2024年秋に金沢駅前店がオープンするという。満を持してという感じが凄い。金沢グルメ回転寿司御三家最後の1つ……その正体は地元民だけが知る濃い店であった。回転寿司好きなら金沢に行った際は足を運んでみてくれ。現場からは以上です。
・今回紹介した店舗の情報
店名 すし食いねぇ!
住所 石川県金沢市高柳町ニ32
営業時間 11:00〜21:30
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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金沢の地元民に話を聞いてみたところ『金沢まいもん寿司』『もりもり寿し』はそれにあたるのだとか。この2つは東京にも店があるので私(中澤)も行ったことがあるのだが、最後の1つは初めて聞いた。
その名も『すし食いねぇ!』。金沢人はみんな知っているというこのチェーン。一体どんな店なのか?
・奥座敷
というわけで、行ってみることにしたわけだが、調べたところ2024年3月末現在『すし食いねぇ!』は金沢駅前にはない。1番近い店で隣の東金沢駅にある高柳店。まいもん寿司ともりもり寿しはガチ金沢駅近にあるため御三家の奥座敷のように感じた。
東金沢駅でおりると金沢駅のような観光オーラは皆無。コンクリートで縁取られた田園と大きい道路、広い空につまようじが刺さったみたいな電信柱は余所行きじゃない日本の田舎という感じ。大阪南部の田舎出身である私としては安心感を覚える風景だ。
・地元民であふれかえる店
どこまでも続くような道路を歩いていると、『すし食いねぇ!』の看板が見えた。真っ黄色の看板は遠くからでも分かりやすいが、鮮魚というよりどちらかと言うとファミレスみたいである。デザイン性より機能性重視なところが変に擦れてなくて良いな。
ご当地回転寿司に行きすぎて意味不明な点に感銘を受けてしまったが、店舗のデザインは思ったより近代的。四角い箱が浮いてるみたいな感じが遠目に見るとル・コルビュジエみたいだ。
それにしても……
駐車場がパンパンや。多分100台くらい停まってる。外の時点ですでに地元民人気が垣間見えるようだ。さらに店内に入ると広い待合スペースが家族連れやスーツの男性、はたまた若いカップルや女性グループまで老若男女で埋め尽くされている。
・メニュー
この時点で長時間待つことも覚悟したが、タッチパネルで受付したところ15分くらいで呼び出されたので、テーブル席待ちの人も多かったのかもしれない。カウンター席は見た目ほど待たなかった。広いだけある。
メニューは白身魚が充実している印象。鯛、すずき、ヒラメ、かれいなどから、はっかく、かさごなど都内回転寿司であまり見かけないようなネタもある。
・北陸を感じるネタの数々
がすえび(税込580円)やさばへしこ(税込430円)など、北陸と言えばなネタも取り逃しがなくバリエーションの豊富さを感じた。へしこってこんな味なんだなあ。臭いと聞いていたけど、奈良漬けみたいな酒み方向なので個人的には臭というより癖である。
ちなみに、へしこ自体はぬか漬けらしいのだが、その味の癖はネタにかけられた白板昆布との相性が良く、甘みはあるけどサラッとした醤油をかければ癖も少しなくなってウマイ。
・のどぐろのコスパが良い
さすが北陸に密着しているだけあって濃厚な地元みを感じる。まあ、東京から来たから余計にそう思うのかもしれないけれど。そんなリアルなメニューの中で個人的に最も良かったのは、のどぐろ軍艦。残り1つのところをギリギリ注文できたこの軍艦は……
なにせ安かった。
これだけのどぐろがモリモリで2貫あって税込490円は凄い。売り切れるのもさもありなんのコスパである。ちなみに、のど黒握りは2貫で税込770円とこちらは普通だが、それでも観光客狙いの店に比べると安い気がする。
なお、公式サイトによると、そんな『すし食いねぇ!』は2024年秋に金沢駅前店がオープンするという。満を持してという感じが凄い。金沢グルメ回転寿司御三家最後の1つ……その正体は地元民だけが知る濃い店であった。回転寿司好きなら金沢に行った際は足を運んでみてくれ。現場からは以上です。
・今回紹介した店舗の情報
店名 すし食いねぇ!
住所 石川県金沢市高柳町ニ32
営業時間 11:00〜21:30
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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