花粉症は改善できる?薬に頼らない根本的な対策とは

2023年4月13日(木)17時0分 ココカラネクスト

 春は早く来てほしい。でも、花粉の飛散が気になるという方も多いのではないでしょうか。

いつの間にか国民病と言われるほどになった花粉症は、目のかゆみ、鼻水、肌荒れ、咳など、さまざまな症状が出るとされています。鼻がむずむずし始めたら、当たり前のように薬を飲んでいませんか?

「薬に頼ってはダメ。季節や環境にデリケートな方も諦めないで!」と話すのは、薬剤師であり、予防医学マイスター、予防医学士の坂田武士氏。今回は、花粉症が起こるメカニズムと改善のヒントをご紹介します。

【関連記事】花粉の季節、今年こそラクに乗り切りたい!花粉症対策におススメの低糖質食品一覧

花粉症の涙・くしゃみの理由

「遺伝的に何かのアレルギーやアトピーがある方はいらっしゃいますが、生まれた時から花粉症の人はほとんどいません。症状が出始めたことを年齢のせいにする人もいらっしゃいますが、同世代の人、全員が花粉症になっているかというと、そうではない。つまり、体の中で何か問題が起こり、症状が出ているのです。」と、坂田氏は言う。

<Q:花粉症はなぜ起こる?>
花粉症は、花粉に対して過敏なアレルギー反応を起こし、涙やくしゃみ、鼻水として異物を体の外に排出しようとしているのです。このアレルギー反応には、免疫が強く関わっています。コロナ重症化や風邪の予防には免疫力とも言われますが、実は花粉症も免疫力を高めることで治すことで、ずっと薬に頼らなくても良いのです。

<Q:免疫力を高める方法は?>
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含む食べ物、善玉菌が力強く活動するために必要な水溶性の食物繊維やオリゴ糖を含む食べ物、両方をしっかり摂取して、まずは腸内環境を整えましょう。腸が元気になれば、短鎖脂肪酸が作られるようになり免疫力もアップします。

 花粉症シーズンの到来とともに、ドラッグストアで薬を買うことが習慣になっているならば、その行動を変えてみましょう。体は食べ物からできています。食生活の見直しが、花粉症改善の近道かもしれません。薬に頼らない体づくりを始めてみませんか?

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

坂田 武士

一般社団法人日本予防医学マイスター協会 代表理事
株式会社サムライフ 代表取締役

昭和大学薬学部薬学科を卒業後、薬剤師免許を取得。大手製薬会社勤務や特別養護老人ホームの施設長などを経て、予防医学やエイジングケアの重要性を感じ、2009年株式会社サムライフを設立。2019年一般社団法人日本予防医学マイスター協会を設立し、全国で予防医学の資格認定を発行している。薬をすすめない薬剤師として、これまでに1万人以上の独自のオーダーメイド予防医学カウンセリングを行う。筋肉を維持して脂肪だけを落とす「オプティマムファスティング(R)」は、健康・美容業界のプロの間で広がり、便秘外来や整形外科のクリニックやエステサロン、プロスポーツ選手などにも取り入れられている。この方法を記した著者「4日間で脂肪だけをキレイに落とす本」(学研プラス)が好評を博す。

<保持資格>
薬剤師、予防医学マイスター(R)、予防医学士(R)、オプティマムファスティングコーディネーター(R)、スポーツファーマシスト

ココカラネクスト

「花粉」をもっと詳しく

「花粉」のニュース

「花粉」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ