モネが見た景色に没入する体感型デジタル・アート 「モネ イマーシブ・ジャーニー」
2025年4月21日(月)12時9分 OVO[オーヴォ]
印象派を代表する画家、クロード・モネが暮らしたフランスのジヴェルニーは、描かれた睡蓮(スイレン)の池の生の風景を見ることができる場所として、人気の観光地の一つ。でも、そこまで行かなくてもデジタルアートで没入感が味わえる現代。名古屋市の金山南ビル美術館棟では、「モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光」(名古屋テレビ放送・名古屋市)が始まった。6月22日まで。開催時間は10時〜18時(最終入場は閉場時間の45分前)。
モネが人生で訪れた場所をなぞりながら、モネの見た景色、共に過ごした家族や友人、最後に住んだジヴェルニーでの生活などを、音楽と共に追体験できる。映像は、19世紀後半にサロン(官展)を離れ、作品発表の場を求めて仲間と自主開催した1874年のグループ展(印象派展)に出展した作品「印象、日の出」からスタート。印象派が生まれた19世紀のフランスで、モネはどのように生き何を描きたかったのか、画家の網膜にはどんな光が投影されていたのか。光の世界に包まれながらモネの気持ちを追うことができる。
映像展示以外にも、印象派展の変遷や、モネが描いたテーマ、「連作」の手法、そして彼が影響を受けたジャポニスムに至るまでを解説する学びのエリアや、ジヴェルニーの「睡蓮の池」をイメージしたフォトスポットなどもある。
入場料は税込みで一般(大学生以上)2500円、中高生2000円、小学生1000円。