地域に密着する信用金庫の魅力を伝える「第43回信用金庫PRコンクール」 最優秀賞・審査員特別賞・部門別優秀賞が決定

2024年4月22日(月)16時7分 OVO[オーヴォ]

 地域に密着して業務を行う信用金庫のイメージ・認知度アップなどを目的に、全国の信用金庫からPR作品を募集した「第43回信用金庫PRコンクール」の入賞作品が、このほど決定した。

 同コンクールは、信用金庫の相互協力機関である全国信栄懇話会(以下、全信懇)の主催で、全国信用金庫協会、信金中央金庫をはじめ関係諸機関が協力。共栄火災海上保険、富国生命保険、フコクしんらい生命保険が後援した。

 今回は、2023年12月8日〜2024年2月15日までの募集期間中に、「ポスター」「カレンダー」「パンフレット・冊子」「PRグッズ」「デジタルコンテンツ」「メディアミックス」の6つの部門に、計168の信用金庫(4協会を含む)から371作品が寄せられた。地域社会と共に歩んできた信用金庫の“歴史と今”を未来へ伝える作品や、地元の特色ある文化や宝物をモチーフにして地域の発展を応援する印象的な作品、取引先事業者を支援するコンテンツを掲載した作品など、各作品に独自の工夫が見られた。

 選考の基準は、「信用金庫らしさ」を基本に、表現力や共感度など。全信懇事務局を中心とした3月6日の第1次審査会、全信協や信金中金の代表者をはじめとする審査員10人による3月7日の本審査会を経て、部門別の最優秀賞・審査員特別賞には、7作品(8信用金庫)が選ばれた。

 全信懇会長賞(メディアミックス部門)を受賞したのは、東京東信用金庫(東京)。地元に根付く信用金庫としてのイメージアップに寄与している点が評価された。営業地域である墨田区で、生涯のほとんどを“すみだ”で過ごした葛飾北斎の浮世絵をホームページやアイコン、ディスクロージャー誌、外壁広告等に採用し、多角的に展開。また、本部ビルの外壁や店舗内に、北斎作品をデザインしたフラッグやパネルを掲示した「ひがしん北斎ギャラリー」を設置し、北斎にゆかりの深いまち“両国”をPRしてきた。



 全信協会長賞(ポスター部門)は、「のと共栄信用金庫」(石川県七尾市)が受賞した。ポスターのテーマは、“のとしんはあなたの「好き」に本気です。”。顧客の「この故郷(まち)で自分の好きをはじめる。」という思いに本気で向き合い応援していく金庫の姿勢とイメージを、シンプルな構成で表現している。



 信金中金理事長賞(デジタルコンテンツ部門)は、「高鍋信用金庫」(宮崎県高鍋町)が受賞。“コロナ禍を乗り越えた今”をテーマに、変化と挑戦を繰り返す事業者の新たな“発進”の思いを映像化。金庫ホームページ特設サイト、YouTube、Instagramでその魅力を発信してきた。撮影した映像は、他の事業者が、自社サイト・SNS、商談・催事で活用できるよう無償で提供している。



 共栄火災社長賞(パンフレット・冊子部門)を受賞したのは、中栄信用金庫(神奈川県伊勢原市)と中南信用金庫(神奈川県伊勢原市)。地域を共にする2金庫の業務提携30周年を記念し、地元の良さを発信し、地元飲食店のコロナ禍からの復興を応援するグルメ観光マップを共同制作した。



 富国生命社長賞(カレンダー部門)は、大和信用金庫(奈良県桜井市)が受賞。高校生のフォトコンテスト優秀作品を掲載したカレンダーを通し、高校生の感性・制作意欲・撮影技術の向上を図り、地域の将来を担う若者の成長を応援している。掲載写真に興味を持った客からの反響も大きく、地元高校からの期待も高く寄せられている。



 フコクしんらい生命社長賞(PRグッズ部門)を受賞したのは、新潟信用金庫(新潟市)。新潟の過酷な農作業の衣服を支えてきた丈夫な錦織物「亀田縞」を活用したカードケースを展開している。新潟の地域ブランド推進目的で「亀田縞」を継続的に応援。上品な色合いで、素朴かつ丈夫なカードケースは、世代を問わず使える。



 審査員特別賞(メディアミックス部門)を受賞したのは、高岡信用金庫(富山県高岡市)。華やかな花傘を付けた高岡御車山(たかおかみくるまやま)と、まちのシンボルである山町筋の土蔵造りの街並みがモチーフに、ポスター・カレンダー・パンフレット・PRグッズ等に、花をあしらった100周年ロゴマークとともに「DOZOU」模様を配した。歴史と文化を伝え、地域との共存を図っている。



 なお、部門別優秀賞は、58作品(57信用金庫・1協会)が受賞した。結果は、共栄火災のホームページで公開している。

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