女性の1人暮らしで犯罪に遭わないための対策いろいろ。郵便物やSNSの写真がきっかけになることも

2024年4月24日(水)12時30分 婦人公論.jp


イメージ(写真提供:Photo AC)

この春一人暮らしを始めた女性も多いはず。一人暮らしの女性はストーカーや強盗などの被害に遭いやすいため、日頃から防犯意識を強く持っておき、犯行の隙を与えないことが大切です。犯罪に巻き込まれないために、日頃から取っておきたい対策をご紹介します。

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女性の一人暮らしであることを悟らせない


・洗濯物カバーを使う

女性ものの服だけを干していると目をつけられてしまう懸念があります。よく挙げられる対策として、「男性の下着を干す」というものがありますが、他にも洗濯物カバーを使うというのも手です。外からの目隠しになるだけでなく、急な雨や花粉、鳥の糞などからも洗濯物を守れます。

・玄関に男性の靴を置く

玄関に男性の靴やサンダルを置いておき、男性が住んでいるように見せかけます。ドアを開けた際に外からよく見える位置に置くとより効果的です。

・郵便物の取り扱いにも注意

ゴミを漁られるリスクを考慮し、住所・氏名・電話番号が記載された郵便物は、念のためシュレッダーにかけたり、破いたり、ペンで塗りつぶしたりして読み取りが困難な状態にしてから廃棄すると安心です。

また、ポストの郵便物が抜き取られて学校や職場、行きつけのお店などを知られてしまうケースもあります。漁られないようポストには鍵をかけるか、なるべく郵便物を溜めないようにしましょう。

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なるべく家に上げない・対面を避ける


・配達員とやり取りするときは

宅配便やフードデリバリーの配達員によるストーカー事件がしばしば発生しています。

対面受取の際は、なるべく玄関前やマンションのロビーなどで受け取るようにし、部屋番号を知られないようにしましょう。

ただ、「相手の顔が好みだった」という理由でストーカーに発展した事例も報告されています。可能であれば置き配や宅配ボックスを活用するようにし、顔を見られないようにするのがおすすめです。

フードデリバリーに関して、SNSには「注文時には男性名で登録しておき、置き配にしてもらう」「一人暮らしだと思われないよう二人前を注文する」などの対策も上がっていました。

・配達員を装った強盗に注意

実在する宅配業者の配達員を装って住宅に侵入し、強盗に及ぶという手口がたびたび報告されています。昨年1月には、東京狛江市に住む高齢女性が宅配業者を装った強盗に暴行を受けて死亡する事件が発生し、大きなニュースとなりました。

対策としては、置き配や宅配ボックスの活用や、宅配業者が提供している配達物の事前通知サービスの利用が有効です。身に覚えのない配達があった際は、ドアを開ける前にドアスコープやインターホンのカメラで確認したり、ドアチェーンをかけたまま対応したりすることで被害防止になります。

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ネットに投稿した写真から特定されないために


・写真の位置情報をオフに

写真の位置情報をオンにしたままSNSやブログなどに投稿してしまうと、自宅や学校、職場などが特定されてしまう恐れがあります。対策として、スマホの設定で写真の位置情報をオフにしておくと安心です。

方法は機種により異なりますが、iPhoneの場合は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「カメラ」の順にタップして、位置情報の利用許可に関する設定画面を開き、「しない」を選択することでオフにできます。

また、写真の位置情報はスマホの編集機能や専用のアプリの使用により、後から削除することもできます。

※X(Twitter)、Instagram、LINE、Facebookなどの大手SNSでは、投稿時に写真の位置情報が自動的に削除されるしくみになっています。

・風景の写り込みに注意

自宅やよく訪れる場所、その周辺の写真を投稿する際は、場所が特定されないように気をつける必要があります。

特に、特徴的な建造物の写り込みには注意しましょう。画像検索機能「Googleレンズ」などを使用することで、写真に写っている場所が簡単に特定できてしまうためです。

他にも、人やペットの瞳、窓のように、光沢のあるものに自分の顔や周囲の風景が映り込んでしまうこともあります。投稿する前に写真をよく確認し、特定につながるような映り込みが見られたらぼかし加工を行うようにしましょう。

また、インターネット上に写真付きの投稿を行う際は、なるべく撮ってすぐの投稿は避け、場所を変えて時間を置いてから投稿するのがおすすめです。

『SNSの「モザイクアプローチ」に注意!投稿内容から個人情報が特定される。ストーカーや誘拐、空き巣につながることも…』はこちら

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