小樽の路上には超巨大「三方六」が置いてあるらしい 層の数にもこだわったバウムベンチにかぶりつきたい

2024年4月24日(水)6時0分 Jタウンネット

4月も半ばを過ぎ、北海道でもいよいよ春がやってきているようだ。

雪が解けたことで、外に出てきたこんな可愛いモノがX上で注目されている。

白と茶色の網目模様。見覚えのある人も、いるのではないだろうか?

2024年4月14日、札幌市在住のXユーザー・がっきー(@gakky179)さんは写真と共に、こう呟いている。

「雪とけたので三方六ベンチ外に置いてあった」

そう、バウムクーヘンにチョコレートがかかった北海道銘菓「三方六(さんぽうろく)」のベンチなのだ! さ、再現度高すぎる......。

この投稿に対し、ユーザーからも

「牛乳と一緒に食べたい」
「かじりたい衝動にかられる完成度だ...」
「座ったらチョコお尻に付きそう」
「座ったら、ふわふわかな?w」

といった反応が寄せられている。

1つだけじゃない!三方六ベンチ

16日、Jタウンネット記者の取材に応じたがっきーさんによると、このベンチを撮影したのは14日、「柳月オタルト店」(北海道小樽市)。

「月1回ペースで小樽散策に出かけていますが、2年前にオープンした時から気になっていて行くたびに写真撮ってました。
過去にも投稿していたらかなり反響ありました(笑)
SNS映えするのでいい撮影スポットかなと思います」(がっきーさん)

ちなみに、がっきーさんによると外にはもう1つ、さらに店内にも三方六ベンチがあるそうだ。

とっても可愛いけれど......いったいなぜ、三方六をベンチに?

気になったJタウンネット記者が17日、柳月の広報担当者に話を聞いたところ、ベンチは2022年4月のオープン時から柳月オタルト店に設置されている。設置の経緯を、こう語る。

「音更町にある工場併設店舗のスイートピア・ガーデン店の工場見学通路リニューアルがあり、見所の一つとして三方六ベンチを制作しました。
同時期に小樽初出店のオタルト店がオープンすることになっていたので、そちらでも楽しんでいただこうとオタルト店の設置に至りました」(柳月・広報担当者)

「本物そっくり」にこだわって...

こだわりはやはり、なんといってもその再現度の高さ。

とにかく「本物そっくり」の三方六を目指し、制作時には業者と何度も打ち合わせや施策を重ねたという。

「実物の比率のままベンチサイズにしたり、バウムクーヘン生地の層をお菓子と同じ30層にしたり、生地の層も平面のペイントで描くのではなく質感や立体感にこだわったり、白樺模様のチョコも本物を作る工程のようにチョコ色を流しながら着彩したり、全体の色もお菓子のように美味しい色に仕上げました」(柳月・広報担当者)

制作したのはこれまでにも様々なオブジェを作ってきた業者だったが、「弊社の制作ほどこだわりが強く何度も途中の試作を作って確認して進めたものはあまりないと言われた程でした」と広報担当者は補足する。

オタルト店とスイートピア・ガーデン店のみに設置されているというこのベンチ。X上で話題となったことを受け、広報担当者は

「SNSなどでお客様に楽しんでいる様子を拝見し、非常に嬉しく思っています。特に、美味しそう、食べたいなどという声には、細かいところまでこだわって制作した甲斐がありました。
ぜひ三方六ベンチを見にスイートピア・ガーデン店やオタルト店に足を運んでいただき、柳月の代表銘菓『三方六』をはじめ、たくさんのお菓子を楽しんでいただけたら嬉しいです」

と喜んでいた。

Jタウンネット

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