母の日の「義母離れ」傾向徐々に...姑や妻にもプレゼント贈りますか?
2025年4月25日(金)16時55分 大手小町(読売新聞)
今年の母の日は5月11日です。手紙やカーネーションなどを贈って、お母さんに日ごろの感謝を伝えようと考えている人も多いでしょう。ところで、「母の日」にプレゼントを贈る相手には、義母や妻も含まれるのでしょうか?
ECサイトの企画会社「グルーヴ」(千葉県柏市)が運営する「母の日.me」は今年2月、10代〜70代の男女計1063人を対象に「母の日に関するアンケート調査」を行いました。

「母の日にプレゼントを贈る相手として、義母も含まれると思いますか?」の質問に、「義母も含まれる」と回答した人は71.9%に上り、多くの人が実母だけでなく配偶者の母にも感謝を伝える機会と捉えています。
ただ、「義母は含まれない」とする回答も26.9%で、4人に1人が義母にはプレゼントを贈らない意向です。
また、妻が母の日にプレゼントを贈る相手に含まれるかどうかの問いには、「妻は含まれない」と考えている人が63.1%で過半数を占め、「母の日」のお祝いは、実母や義母を対象と捉えている人が多いことが分かりました。
その一方で、「妻も含まれる」と回答した人も34.5%おり、“子どもの母親”としての妻へ感謝を示したいと考える夫が一定数いることがうかがえます。
昨年の調査結果と比較すると、母の日にプレゼントを贈る相手として「義母も含まれる」とする考えは昨年の72.3%から0.4ポイント減り、「義母は含まれない」と考える人は1.5ポイント増えました。これとは対照的に、「妻」を含めると回答した人は増加傾向が見られ、2025年は昨年の61.7%から1.4ポイント上昇しました。

「2024年の母の日に義母へギフトを贈りましたか?」と尋ねたところ、贈った人が57.5%で過半数を占めたものの、贈っていない(42.5%)という人も少なくありませんでした。
母の日の「義母離れ」が徐々に進んでいる傾向について、調査したグルーヴは「義母への母の日ギフトは必ずしも当たり前ではないことがうかがえる」とし、その背景に「義母との関係性や、普段のやりとりの頻度、家族の文化や慣習によって、対応が分かれる傾向があることが考えられる」としています。
(読売新聞メディア局 鈴木幸大)