寒暖差が激しいこの時期、季節の変わり目の頭痛に注意!めまいに効く体操も。春の不調を早めにケア

2024年4月25日(木)12時30分 婦人公論.jp


イラスト:小林マキ

寒暖差が激しいこの時期は、体調を崩しやすくなります。早めに対策して、長引かせないようにしたいところ。東洋医学の観点から不調に負けない体をつくるコツを聞きました(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/岩田正恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

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季節に負けない生活術


1)頭痛・めまいのセルフケア

季節の変わり目に多くの人が悩まされる頭痛。

さまざまなタイプがあるなかで、特に多いのが頭の片側が痛む「片頭痛」、首や肩のコリからくる「緊張型頭痛」、そしてその両方の「混合型」です。

「片頭痛の予防には、サングラスなどで目への刺激を減らしましょう。痛みが起こったら額を冷やして。一方、緊張型頭痛は、首や肩を温めたりマッサージでほぐすのが効果的。ただし、混合型のことも多いので、どちらか気持ちよく感じる方法でOKです。また、めまいは日ごろから体を動かして、平衡感覚を鍛えておくことも予防になります」

(森先生。以下同)

平衡感覚を鍛える!めまい改善体操



イラスト:小林マキ

(1)左右どちらかの腕を肩の高さに上げて前に伸ばし、人差し指を立てる

(2)人差し指を見つめながら、頭を地面と平行に、左右に動かす。5往復

(3人差し指はそのままに、今度は頭を上下に動かす。5往復

(4)(1)〜(3)を1セットとし、日2セット行う。慣れてきたらスピードアップする

2)朝、日光を浴びて、体内時計をリセット

睡眠の質を高めるためには、朝の習慣が大切。

「メラトニンという睡眠ホルモンが分泌されることによって人は眠くなります。このホルモンは、日光を浴びてから14〜15時間後に分泌されるため、朝、起きたらしっかり日光を浴びて体に“朝”を認識させることが重要。すると、夜にメラトニンがスムーズに分泌され、深い眠りが促されます」


イラスト:小林マキ

3)不調を和らげる旬の食材

東洋医学では、旬の食材には季節ごとに起こる体調不良を和らげる働きがあると考えられています。

「冬の間に溜め込んだ余分な熱や老廃物を排出するためにも、新陳代謝を高めたいところです。春の食材には、肝臓の働きを助け、血流を促して新陳代謝をサポートする働きがあります。お惣菜を買う際も、旬の食材が使われているものを選ぶようにして」

⚫︎春の食材例

菜の花、にら、キャベツ、せり、セロリ、三つ葉、ミント、かんきつ類、貝類など

4)漢方薬を上手に活用しよう

漢方薬は、健康を支える気力や血流、体液などのバランスを取り戻すサポート役です。

「長期間服用しなければ効き目がない、と思い込んでいる方も多いのですが、一般的には2週間ほどで効果を感じられるはず。それでも症状が改善されない場合は、専門医や薬剤師に相談して、薬を替えてみましょう」


イラスト:小林マキ

⚫︎春の不調におすすめの漢方薬


春におすすめの漢方 主な効能

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